最後の「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」で『おかしなおかしな大冒険』51年ぶりに上映
ジャン=ポール・ベルモンド出演作3作をリマスター版で贈る「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選 GRAND FINALE」が、6月28日より新宿武蔵野館ほかにて全国順次公開されることが決定した。 【写真】上映3作品の場面写真(複数あり) 2021年9月6日に惜しくも世を去ったジャン=ポール・ベルモンド。そんな彼の主演作を厳選して上映してきた「ジャン=ポール・ベルモンド傑作選」は、2020年10月、2021年5月、そして2022年9月の3回にわたって開催されてきた。その反響を受け今回は「GRANDFINALE(グランドフィナーレ)」と題し、集大成ともいうべきラインナップを揃え、フィナーレを飾る。 今回上映されるのは、これまで多くのファンから上映を熱望されてきたにもかかわらず、権利上の問題で上映できなかった、ベルモンドのフィルモグラフィの中でも重要な3作品。 『リオの男』『カトマンズの男』の名コンビ、フィリップ・ド・ブロカ監督、ジャクリーン・ビセット共演の冒険活劇で、1973年の初公開時以来、VHSにもDVDにもなっていない『おかしなおかしな大冒険』が51年ぶりにスクリーンで上映される。 また、『男と女』『愛と哀しみのボレロ』のクロード・ルルーシュ監督が、ベルモンド自身を思わせる豪快な男の人生を高らかに謳いあげ、ベルモンドに初のセザール賞主演男優賞をもたらした『ライオンと呼ばれた男』と、同じくルルーシュ監督がヴィクトル・ユーゴーの原作を20世紀を舞台に大胆にアレンジした『レ・ミゼラブル』もラインナップに加わった。 あわせて公開されたメインビジュアルでは、上映3作品の場面写真を背景にベルモンドの姿が切り取られており、「華麗なる映画人生、その到達点」のキャッチコピーが配置されている。
リアルサウンド編集部