ドジャース大谷翔平、8回勝負所で「打撃妨害」…世界一決めた試合で渋い「つなぎ役」
30日(日本時間31日)にニューヨークで行われている米大リーグのワールドシリーズ第5戦で、ドジャースの大谷翔平が八回に打撃妨害で出塁。直後のベッツの決勝犠飛につなげた。7-6で逆転勝ちして「世界一」を決めた試合で、渋い役割を演じた。(デジタル編集部) 【写真】ヤンキースのジャンパーで始球式を行う松井秀喜さん
5-6と1点を追う八回、ドジャース打線は無死から6番E・エルナンデスとエドマンが連打でチャンスをつかんだ。続くスミスが四球を選び無死満塁に。9番ラクスがヤンキースの抑え投手ウィーバーから中堅に打ち上げ、三塁走者を迎え入れて、同点とした。
ここで大谷に打席が回った。ワールドシリーズ優勝を決めるような大事な場面で、初球のチェンジアップを打っていった大谷だったが、バットが捕手のミットに当たり打撃妨害に。大谷もアピールし、一塁に歩いた。ヤンキースはこの判定に対しチャレンジしたが、ビデオ検証の結果、判定は覆らなかった。
一死満塁となり、2番ベッツは大きな中飛。悠々と三塁走者が勝ち越しのホームを踏んだ。
大谷は今季、打撃妨害で出塁するケースが何度もあった。この試合、4打席目までは先発のコールに完璧に抑えられていた。千両役者ぶりを発揮する場面が回ってきたが、意図せず「つなぎ役」となり、決勝打を演出した。