大の里は西大関2番目 綱とり2大関の壁になるか 初場所番付
●遠藤は前頭7枚目 輝、幕内復帰 日本相撲協会は23日、大相撲初場所(1月12日初日・両国国技館)の番付を発表し、大の里(津幡町出身、二所ノ関部屋)は先場所に続き西大関に座った。大関2場所目となり、新年の土俵は看板力士として真価が問われる場所になる。 大の里は新大関だった九州場所は9勝6敗にとどまり、「大関の勝ち越しライン」とする2桁に届かず、悔しさが募った。先輩の2大関が千秋楽まで優勝争いを繰り広げるのを目の前で見守る立場となった。初場所は2大関の綱とりを阻む存在になれるかが注目される。 遠藤(穴水町出身、金沢学院大附属高OB、追手風部屋)は番付は変わらず、先場所と同じ東前頭7枚目となった。先場所は7勝8敗で、4場所連続の勝ち越しは逃したが、巧者ぶりを発揮して存在感を示した。 輝(七尾市出身、金沢市西南部中OB、高田川部屋)は1場所で幕内返り咲きを果たした。先場所は東十両2枚目で9勝6敗の好成績を収め、幕内の地位で新年を迎える。 ●欧勝海、十両9枚目 欧勝海(津幡町出身、鳴戸部屋)は番付が5枚上がり、西十両9枚目となり、自己最高位を更新した。先場所は初日から9連勝としたが、古傷の悪化で途中休場。再出場して初の2桁勝利を手にした。 ●炎鵬は三段目4枚目 炎鵬(金沢市出身、金沢学院大OB、伊勢ケ浜部屋)は東三段目4枚目に番付が上がった。先場所は西三段目56枚目で6勝1敗とし、順調に番付を戻している。 ひざの大けがで休場中の朝乃山(富山市出身、高砂部屋)は西幕下41枚目となった。初場所も全休となる見通し。 ■郷土力士番付表 力士名 部 屋 出身地 新 位 前成績 旧 位 【石川】 深 井 高 砂 羽 咋 幕下東27 4―3 幕下西35 豊雅将 時津風 白 山 三段西3 2―5 幕下西46 炎 鵬 伊勢浜 金 沢 三段東4 6―1 三段西56 栃 登 春日野 能 登 三段東20 4―3 三段西34 綿 谷 荒 汐 小 松 序二東44 4―3 序二西67 濱 田 錣 山 津 幡 序二西48 4―3 序二西70 大 翔 追手風 穴 水 序二東61 2―5 序二西18 【富山】 朝乃山 高 砂 富 山 幕下西41 0―0 幕下東1 旭水野 大 島 朝 日 三段西30 4―3 三段東49 富 豊 時津風 高 岡 三段西48 3―4 三段東32 飛騨野 荒 汐 富 山 序二東31 3―4 三段西87 坂 林 尾 上 高 岡 序二西36 2―5 三段東80 常 川 荒 汐 南 砺 序二東37 2―5 三段東82 霧乃華 荒 汐 高 岡 序二東45 5―2 序二西82