米CPIとFOMC、ビットコインとドルに影響を与えるポイントは?
FRBの声明
金利は現状維持ですでに結論が出ている可能性が高く、金利ドットプロットチャートも同様で、今年は3回の利下げではなく2回の利下げになると予想されている。7日に発表された予想を上回る雇用統計を受けて、市場は今年2回以上の利下げが行われる可能性を排除している。 そのため、焦点はFRBのインフレ予測になるだろう。 「FRBが声明から『ここ数カ月、委員会の2%インフレ目標に向けたさらなる進展が見られない』という一文を削除した場合、短期米国債利回りとドルは下落する可能性がある」とINGは12日の早朝に顧客に送ったメモに記した。 「ジェローム・パウエル(Jerome Powell)議長は通常、ハト派的な記者会見を行い、過去4回のFOMC会合では、その日はドル安で終わった」とINGは述べている。「ドルインデックスが105.90/106.00近辺まで上昇するには、コアCPIの前月比0.4%という衝撃的な数字か、よりタカ派的なパウエル氏の発言が必要だろう。しかし、それはあり得ないと考えている」 今年、ビットコインは一貫して、FRBの決定を控えて価格の下落が見られた後、再び上昇トレンドに戻っている。 |翻訳:CoinDesk JAPAN|編集:井上俊彦|画像:Shutterstock|原文:U.S. CPI and Fed Meeting: Things to Watch Out as BTC Nurses Losses
CoinDesk Japan 編集部