大同特殊鋼、炉体旋回式電気炉など11製品がSII先進設備・システムに採択
大同特殊鋼は10日、自社の炉体旋回式電気炉(STARQ)など11製品が一般社団法人環境共創イニシアチブ(SII)で交付決定された令和5年度補正予算省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業費補助金の『(I)工場・事業場型』先進設備・システムに採択されたと発表した。 同制度は、SIIが行う国内の事業者の省エネルギー設備への更新を促進するための補助金。「先進設備・システム」の導入は、原油換算量ベースで省エネ率と非化石割合増加率30%以上など一定条件を満たす事業で、設計費や設備費、工事費などが補助金の対象となる。 今回大同特殊鋼の製品で採択されたのは炉体旋回式電気炉(STARQ)、(バッチ装入機能を持つ)移動式炉頂スクラップ予熱設備付き電気炉、環境対応型スクラップ予熱設備、溶け落ち判定システム(E―adjust)、プレミアムSTC炉(第2世代)など全11製品。 大同特殊鋼は本事業が開始された令和3(2021)年以来、毎年自社製品が補助金対象に認定されている。1社で11製品の認定はトップレベルの採択となる。