「プロ初スタメンでサヨナラ打…そんなに甘い世界じゃないですね」「4点、5点取れている」劇勝ソフトバンク小久保監督一問一答
◆日本生命セ・パ交流戦 ソフトバンク5×―3広島=延長10回(2日、みずほペイペイドーム) ソフトバンクは、延長10回に近藤健介のサヨナラ8号2ランが飛び出し3連勝となった。試合後、小久保監督の主な一問一答は以下の通り。 ■〝大物俳優〟がペイペイドームのマウンドに!?【写真】 ―近藤がサヨナラ本塁打。 「ちょっとホームランは予想していなかったですね。あの後つながったら、しばらくスタメンで使っていなかった(周東)佑京でいこうと思って準備していたんですけど。その前に決めてくれましたね」 ―近藤は2回にも先制本塁打。 「本当はね3―0のままっていうの(がいい状況)なんですけど。ヘルナンデスっていうよりも、1死一、三塁、1死満塁のところでゼロだったので。4点、5点くらいは取れているゲームなんでね。そうなればもっと展開が楽だったので。セーブシチュエーションぐらいで、今日はオスナが使えない日だったので。やっぱり取れるときに取っとかないといけないなというゲームでしたね」 ―和田が5回無失点。 「調子は前回の京セラのほうがいいかなとは思いましたけど、それでもしっかり1週間に1回で回っているわけではない、調整が難しい中でさすが経験値といいますか。しっかりゲームをつくってくれるので。5回で降板しましたけど、十分な働きだったと思います」 ―仲田がプロ初スタメン。 「内容は全打席本当に良かったと思う。今までほぼほぼの打席の内容がいいんでね。いずれ使ってやりたいなと思いながら今日まで使うところがなかったんですけど。プロ初スタメンでサヨナラヒットは打てないでしょうね。それはちょっとは期待したんですけど、そんなに甘い世界じゃないですね」 ―柳田が離脱しても3連勝。 「投手陣が安定してゲームをつくったのが一番の要因です。柳田が安心してリハビリに臨めるように、チームに心配せず自分の治癒を、完治させるために。その辺を心配させないようにという点では勝てて良かったですね」 ―10回は緒方が粘っての四球がサヨナラにつながった。 「2アウトからでしたけど。2ストライクと追い込まれた後、2ストライクアプローチで。真っすぐをしっかり反対方向にファウルしながら、低めの球を見逃すっていうね。しかも、そんなに打席数が多い打者じゃないのに、ああいう姿を見せてくれるとやっぱり必要な戦力だなと感じました」 ―周東は代打で待機していた。 「イニングごとに変わるんで。控えの野手の問題もあるんで。逃げ切るために選手を使っていたんで。あの回(10回)はもう、もし今宮が出たらバントさせるつもりだったんですよね、栗原には。代走でいく予定はなかったです。川村まで回ったらいくぞとは言っていましたけど」 ―柳田離脱で近藤への期待も大きい。 「でも、山川もいるし、栗原も状態が上がっているし。佐藤直樹も内容は全然いいですしね。みんなでカバーすればいいんじゃないですか」 ―ホームゲーム12連勝。 「そうなんですか。やっぱり地の利じゃないですか。大声援、やっぱりそりゃ全然違いますよね。地の利を生かすってのが勝負では鉄則だと思うので」 ―柳町も2打点。 「打ち続けない限りは出られないので。打ち続けてほしいですね」 ―和田は最初から5回想定 「そういうわけじゃないです。あの回、倉野コーチと和田が話して、この回でやめておこうかという話です」
西日本新聞社