デ・ブライネが代表100試合出場を自らのゴールで祝う! ベルギーがモンテネグロに快勝【国際親善試合】
国際親善試合のベルギー代表vsモンテネグロ代表が5日に行われ、ベルギーが2-0で勝利した。 ユーロ2024に向けて最終調整に入るベルギーはモンテネグロ、ルクセンブルク代表といずれも格下と対戦。テデスコ監督はこのモンテネグロ戦に向け、ルカクやヴェルトンゲンといった一部主力を負傷で欠いたが、デ・ブライネやカラスコ、オペンダらをスタメンで起用した。 この試合で代表通算100試合出場達成のデ・ブライネを称えるセレモニーも実施された中でスタートした一戦。地力で勝るベルギーは立ち上がりにバカヨコの右クロスからカラスコのヘディングシュート、ボックス内でのフェルメーレンのシュートと立て続けに決定機を創出する。 以降も相手陣内でハーフコートゲームを展開すると、16分にはオペンダの完璧なラストパスに抜け出したカラスコにGKと一対一のビッグチャンスが舞い込むが、ここも仕留め切れない。 前半半ばから終盤にかけてもサイドを起点に再三の決定機を作り出すも、相手GKサルキッチのビッグセーブを前にゴールが遠いベルギー。それでも、前半終了間際の44分には相手DFの不用意なバックパスを何とかカバーしようとエリア外に出たサルキッチのクリアを高い位置でカットしたデ・ブライネが無人のゴールへ丁寧なミドルレンジのシュートを流し込み、自身のメモリアルゲームを祝うゴールを挙げた。 1点リードで試合を折り返したホームチームはハーフタイムで一気に6人を交代。デ・ブライネやカラスコ、ムニエらを下げてヴィツェルやドク、トロサールらを投入した。 立ち上がりは慣れないメンバー構成やモンテネグロの勢いもあって守勢を強いられたベルギー。とりわけ、4バックのセンターバックではあまりプレーしていないヴィツェルが不用意なロストやオスマイッチに振り切られて決定的なシュートを打たれるなど、試合に入り切れない。一方でチームはデ・カイパーの鋭いミドルシュートでGKサルキッチにファインセーブを強いる場面も。 以降は徐々に守備が安定してきたものの、攻撃が停滞するベルギー。左サイドのドクが幾度か単騎突破でチャンスを作り出すが、展開力と創造性を欠く攻撃は完全に停滞。後半はなかなか効果的にチャンスを作り出せない。 その後、後半終盤に退場者を出した相手に対してベルギーは後半アディショナルタイムにドクの仕掛けからPKを獲得。これをキッカーのトロサールが冷静に右隅へ決め切った。 そして、モンテネグロに2-0で勝ち切ったベルギーは、ルクセンブルク戦を経てユーロ本大会に臨む。
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