ラギット感を強調するコンセプトモデルを出展

■STIだけじゃない、アウトドアイメージを高めるスバル純正用品 東京オートサロン2024のSUBARU／STIブース。スーパーGT、NBR、S耐マシンがお立ち台を飾り、その延長線上にモータースポーツの知見を注いだコンプリートカーが並ぶという、例年通りの演出。スバルおよびSTIコンプリートカー初のSTI製フレキシブルパフォーマンスホイールを採用した500台限定・抽選販売の特別仕様車「WRX S4 STI Sport♯」に注目が集まるなか、昨年に引き続き出展された「BOOST GEAR（ブーストギア）」も、これまでのスポーツ路線とは異なるスバル車の新しい魅力提案として市販化が望まれるモデルだ。 【画像】500台の限定車、WRX S4 STIスポーツ＃を写真で見る ■ギア感マシマシのフォレスターとアウトバック 今回新たに2台のBOOST GEARコンセプトカーを出展。フォレスターBOOST GEARパッケージは「もっと自然と遊ぶSUV」をテーマにカスタム。隣のTOYO TIREブースに展示されたのが、レガシィ アウトバックBOOST GEARパッケージ。テーマは「もっと遠くへ、もっとたくさんの経験を、もっと長い間遊びたくなるOVERLANDER」。 フォレスターは六連星エンブレムをなくし、SUBARUのロゴとオレンジマーカーを大胆にあしらったフロントグリルが印象的。ドアプロテクターは登山用ザックのバンジーコードのような趣で、実際に伸縮性のあるバンドで遊びのギアを引っ掛けられる。 ルーフ上にはIPFの40インチライトバーと、YAKIMA（ヤキマ）のフラットラックに270度展開するサイドオーニングをセット。フォレスターの悪路走破性を生かして、普通の乗用車では乗り入れられないキャンプサイトの奥深くまでたどり着いたら、オーニングを展開してお気に入りのキャンプギアに囲まれながらプライベートな時間を楽しむ…そんな光景が目に浮かぶような遊び心あふれる1台だ。 国産車では希少なステーションワゴン型のクロスオーバーSUVとして存在感を放つレガシィ アウトバックは、キャンプギアやマウンテンバイクなどのアクティビティアイテムを載せたカーゴトレーラー（ブラストトレイル製）をトーイングする頼もしいヘッド車のイメージ。 基準車で213㎜の最低地上高は、さらに2インチのリフトアップが施され悪路走破性が向上。ドアサイドプロテクターやフェンダーに機能性を持たせた提案もBOOST GEARならではで、ぜひとも純正用品として製品化してほしい。 ■STIパフォーマンスにも注目！ レヴォーグ レイバックSTIパフォーマンスは、レヴォーグ レイバック リミテッドEXをベースに、純正パーツ、STIエアロパッケージを装着。さらに、走りの性能を高めるSTIパフォーマンスパーツを各所に装着したパーツカスタマイズモデルだ。 BRZ STIパフォーマンスは、BRZ STIスポーツをベースに、STIパフォーマンスパーツを装着。ドライカーボンリヤスポイラーをはじめとした、BRZのクルマを操る愉しさをさらに引き上げるパーツカスタマイズモデル。いずれもSUBARU／STIらしい、スポーティなカスタムを訴求していた。 ＜文と写真＝湯目由明＞