奈良・吉野山の桜が見ごろ 山肌をピンク色に染める
奈良県吉野町の吉野山では、シロヤマザクラが見ごろを迎えており、多くの観光客でにぎわいをみせている。吉野山観光協会によると、4日現在、下千本、中千本、上千本は満開。奥千本は開花し、満開予想は8日ごろだという。 奈良・宇陀の「又兵衛桜」見ごろ 周囲の花も色彩鮮やかに
1枚目の写真は、3日午後に撮影した中千本公園からの眺め。山肌が桜で埋まっているように見え、手前の桜と山々の桜を一挙に楽しめる。平日にもかかわらず、近鉄吉野駅の特急電車は売り切れが続出。「吉野山ロープウェイ」が運休しているため、徒歩やバスで花見へ向かう人の姿も多く見られた。 大阪市内から来たという40代女性は「大阪で昼に特急券を買おうとしたら売り切れもあって何本か待ちました。バスや徒歩で来たけど、テレビや新聞で見るのとは全然違ってとてもきれいで、すがすがしい気持ちになれました」と笑顔で話していた。
奈良地方気象台によると、4日の奈良県南部は高気圧に覆われ晴れているが、夕方からは前線や湿った空気の影響で雲が広がり、夜は雨の降る所がある見込み。予想最高気温は25度となっている。あす5日は曇りの予報で、予想最高気温は20度となっている。