櫻井翔“吉本荒野”、第4話にしてタイトル回収に視聴者「震えた…!」真意の見えない主人公に震撼<家族ゲーム>
櫻井翔主演のドラマ「家族ゲーム」(2013年)がFOD・TVerで開催中の「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」で順次無料公開され、注目を集めている。11月17日(日)まで無料公開中の第4話では狂気の家庭教師・吉本荒野(櫻井)の口からタイトルである“家族ゲーム”という言葉が飛び出し、視聴者を沸かせる一幕もあった。(以下、ネタバレがあります) 【写真】20年以上前…「木更津キャッツアイ」時代の櫻井翔 ■「東大合格率100%の天才家庭教師」その実態は… 「家族ゲーム」は、1981年に「第5回すばる文学賞」を受賞した本間洋平氏の小説が原作。かつて映画で松田優作が、ドラマで長渕剛や鹿賀丈史が主演を務めてきた名作を現代向けに新たに解釈し直した。「東大合格率100%の天才家庭教師!」という触れ込みの家庭教師・吉本荒野(櫻井)が、高校進学すら危うい沼田家次男・茂之(浦上晟周)を予測不可能なやり方で教育していく。 第1話で家族面談、第2話で茂之のいじめ問題、第3話では茂之の“誕生日会”を開き、茂之はじめ沼田家の面々を振り回し続ける吉本。すべては吉本の思惑であるにもかかわらず、クラスメイトが一人も来ない誕生日を過ごし傷ついた茂之は、常に自分を気にかけてくれる吉本に懐き始めている。 ■「今の時代にまっとうな教育なんか通じない」 第4話で描かれているのは、茂之が気になる女子との初デートにこぎつけるエピソード。成績も上向き、性格も明るく前向きになってきたように見える茂之に対し、長男・慎一(神木隆之介)の吉本に対する不信感は増す一方。第4話は、そんな慎一に吉本が凄みをきかせるクライマックスが強烈だ。 「正気の沙汰じゃない」と非難する慎一に、吉本は「この国自体が歪んでるんだからしょうがない。今の時代にまっとうな教育なんか通じるわけがないんだよ」とヒートアップ。肝心なことを教えない学校教育のひずみを指摘して「俺たちはいつの間にか個性を奪われて、誰かに依存しなければ生きていけない骨抜きにされているんだよ。そんな教育を受けて平和ボケに浸かっている人間が無意識のうちに、悪意だと感じない悪意で汚れなき弱者を追い詰めているんだ」とまくし立てた。 さらに、ゴルフクラブを持ってきて「これ以上余計な詮索はするな」と慎一のノートパソコンを破壊。慎一の髪を掴んで「俺がお前たち家族を崩壊させるか、それともお前たちが持ちこたえるか。これはゲームだよ。“か・ぞ・く・ゲー・ム”」と言い放った。 ■「相変わらずどたまぶち抜いてくる吉本荒野」 本作のキャッチコピーは「壊れるまで、キミと向きあおう。」。本気で茂之に向き合おうとしているのか、単に何らかの恨みで沼田家を壊したいだけなのか――吉本の真意はまだ読めない。 強烈な展開に視聴者からは「相変わらずどたまぶち抜いてくる吉本荒野」「吉本荒野は相当ヤバい」と恐れおののく声が続々。一方で、破天荒すぎる行動に対して核心を突くセリフの数々に唸る声や、吉本が「家族ゲーム」と口にしたことに「タイトル回収きた!震えた…!」の声も…。 11月3日の嵐デビュー25周年記念日に嵐の全ミュージックビデオがYouTube公開されたが、その中には「家族ゲーム」の主題歌「Endless Game」も。今後、20日まで公開中の第5話、17日(日)から23日(日)まで公開の第6話、20日(水)から26日(火)まで公開の第7話…とさらに驚愕の展開を迎える「家族ゲーム」。MV公開の絶妙なタイミングに重なったことも追い風に、さらに注目を集めそうだ。 「#ドラ活 浸れ、超自分的ドラマ生活。」では人気ドラマを順次、FOD・TVerにて無料公開中。11月は本作に加え、誉田哲也の小説をドラマ化した「ストロベリーナイト」(2012年)、玉木宏&綾瀬はるか&多部未華子出演の「鹿男あをによし」(2007年)、唐沢寿明が財前を、江口洋介が里見を演じた「白い巨塔」(2003年)などがラインナップされている。 ※「白い巨塔」は12月までかけて2クール分を順次無料配信予定。