DeNAの日本一を「知らなかった」 関東Vの横浜高・村田監督は準備に没頭 選手に勢い「熱いのは神奈川」
決勝の準備に没頭「見ていなかった」
第77回秋季関東高校野球大会は4日、横浜市のサーティーフォー保土ヶ谷で決勝を行い、横浜(神奈川)が延長10回タイブレークの末、健大高崎(群馬)に4-3でサヨナラ勝ち。2007年以来17年ぶりの優勝を果たした。ネット上には、3日にプロ野球で日本一となったDeNAに続く「2日連続横浜優勝」との声があふれたものの、同高を率いる村田浩明監督はDeNAの日本一を「知らなかった」と驚きの発言。準備に没頭した時間は、歓喜となって戻ってきた。 【画像】「1番見たかった画」「優しくて本当にステキな女性」 DeNA日本一で最高の笑顔を浮かべる南場オーナーと三浦監督の写真 村田監督は、2日連続で横浜の優勝ですねという問いに「?」という表情を浮かべた。やがてピンときた様子で「知らなかったです。昨日はベイスターズの試合を見ていなかったので」。DeNAには横浜高のOBも多いが「コーチの同期の筒香が本塁打を打ったというのは聞いたんですが……。そこまででした」と苦笑いだ。 地域の盛り上がりに背を向けていたのは、もちろん決勝戦に向けての準備があったから。「僕たちは子供たちと突き進むことしか考えていませんから」と、関東代表として出場する明治神宮大会に向けて頭がいっぱいの様子だった。 一方で選手たちは、DeNAの勢いを感じて試合に臨んだ様子。8回から3番手で登板し、健大高崎打線を終盤封じた奥村頼人投手(2年)は「プロ野球も高校野球も熱いのは神奈川だなと。自分たちもその流れに乗れるように頑張ります」と、この勢いを春の選抜甲子園につなげていくと誓っていた。 試合は健大高崎が初回に1点を先制したものの、横浜は最速158キロ右腕の石垣元気投手(2年)を中盤に攻略。7回に3-3の同点とした。両軍のリリーフが踏ん張り、試合は延長タイブレークへ。横浜は10回、1死二、三塁から奥村凌大内野手(2年)が、延長で再登板した石垣から右翼線にポトリと落ちるサヨナラ安打を放った。
THE ANSWER編集部