日本ハム・新庄監督、連敗で日本シリーズ進出へ崖っぷち…「ただただ明日は全員で勝ちに行くだけ」と決意のコメント【CSファイナル】
◇17日 「2024 パーソル クライマックスシリーズ パ」ファイナルステージ第2戦 ソフトバンク7―2日本ハム(みずほペイペイドーム) 2戦続けて相手の強打に屈した形となった。日本ハムは3被弾を含む7失点。第1戦に続いて第2戦も落としソフトバンクに王手をかけられた。 新庄剛志監督は試合後に報道陣の取材に対応せず「ただただ明日は全員で勝ちにいくだけ」と広報を通じてコメント。選手に厚い信頼を寄せているが、相手に1勝のアドバンテージがあり、これで0勝3敗と後がなくなった。このまま第3戦も敗れれば、1勝もできぬまま敗退となる。 この日は打線を組み替えた。第1戦で中軸を担った万波と清宮を1、2番に据え、1回に2人の連続二塁打でいきなり1点を先制。指揮官の起用法が見事に的中したが、後続が凡退して追加点につながらなかった。 するとその裏にソフトバンク打線に反撃された。中4日で先発した左腕の加藤貴がつかまり、2死二塁で4番山川に三遊間を抜く適時打で同点に追い付かれ、続く近藤に勝ち越し2ランを右翼席にたたき込まれた。2回にも周東に右犠飛を打たれて4点目を献上。そのまま降板を告げられた。 試合中盤も必死で食い下がるもチャンスを生かせなかった。2点を追う5回2死満塁で日本ハムの主砲レイエスが遊ゴロ。6回も連打で1死二、三塁の好機を呼び込んだが、田宮、松本剛が打ち取られて得点に結び付かなかった。 背水の陣で臨む18日の第3戦は山崎福也が先発登板する。オリックス時代にポストシーズンの大舞台を経験しており、「相手はどこであれ、自分の投球ができるように準備をしてきた。短期決戦の緊張感を味わって楽しんで投げたい」。崖っぷちから活路を見いだす。
中日スポーツ