蛍光灯、2027年末で製造終了へ 家庭のLED化50%止まり 賢い備え方は?
長崎市にある電気店「安心電気」には、照明をLEDに変えるための相談が増えており、この日は蛍光灯の器具をLED用に交換するための工事の依頼を受けました。 「こんにちは。お願いします。お世話になります。」 長崎市の池田さんの住宅では、一部屋だけが長年、蛍光灯のままでした。 池田克博さん: 「愛着があったっていうか。この部屋がおふくろの部屋だったんで、おふくろがずっと居る時に使っていた蛍光灯をどうしても残していてあげたいなっていうのがあったんですよ。ただし物(蛍光灯の製造)ができないから。LEDにしないと。」 工事はおよそ15分で終了。池田さん宅は、全ての部屋がLEDになりました。 池田克博さん: 「明るいですね。環境問題とか、あと電気代も安くなりますからね。」 妻・池田絹代さん: 「2027年っていってもすぐ来ますからね。もう早くした方がいいかなと思って」 LEDの光は直進性が強く、照明の真下は明るくても電球が向いていない方向は暗くなってしまうといったことや熱に弱いといったデメリットが指摘されています。メリットとしては、消費電力が少ない、寿命が蛍光灯よりも約40倍長い、チラつかない、発熱しない、調光・調色機能を備えたものも多く、ライフスタイルに合わせた調整ができる、紫外線を出さないため虫が寄り付きにくいといったことが言われています。 電気料金の節約にもつながるとして、「安心電気」ではLEDへの交換を勧めています。 安心電気 岡村諭拓店長: 「蛍光灯よりもLEDの方が電気がもつ寿命が長いと言われていまして、また消費電力というところで、電気代も抑えられる。先々を見据えた場合にLEDに交換した方がメリットは大きいかなという風に思います。」 【LEDのメリット・デメリット】 <メリット> ■ 消費電力が少ない ■ 寿命が蛍光灯の約40倍 ■ チラつかない ■ 発熱が少ない ■ 調光・調色機能あり ■ 虫が寄り付きにくい <デメリット> ■ 光が直進的で範囲が限られる ■ 熱に弱い ■ 初期費用が高い