詐欺を未然に防ぐ 東邦銀・関さんに福島県郡山北署長感謝状 「なりすまし詐欺未然防止マイスター」に
成り済まし詐欺を未然に防いだとして福島県の郡山北署本宮分庁舎は20日、東邦銀行本宮支店の行員関翼唆(つばさ)さんに署長感謝状を贈った。併せて同支店を県警の「なりすまし詐欺未然防止マイスター事業所」、関さんを「なりすまし詐欺未然防止マイスター」に認定した。 関さんは9日、同支店を訪れた60代男性から「SNSで知り合った女性と金融機関職員を名乗る人から『あなたの銀行口座を貸してほしい』と相談を受けた。手数料などについて教えてほしい」などと相談を受け、詐欺であると見抜いて警察に相談し被害を未然に防いだ。 贈呈式は同分庁舎で行われた。松本明署長が詐欺被害防止の感謝状を手渡し、杉崎俊秀県警本部生活安全企画課管理官がマイスター認定証を手渡した。松本署長は「鋭敏な感覚で警察と連携しながら被害を防げた。今後もご協力いただきたい」と謝辞を述べた。関さんは「内容を確認して怪しいと気付いた。これからもお客さまとのコミュニケーションを大切にしていく」、辺見勝支店長は「支店でも詐欺被害防止の意識をさらに高めていく」と語った。
(郡山版)