ソフトバンク板東湧梧「行きたいし、行くので頑張ります」 和田毅の配慮で先発、降雨ノーゲームも1軍に手応え
◆ウエスタン・リーグ ソフトバンク―オリックス(28日、タマスタ筑後)=降雨ノーゲーム ソフトバンクの板東湧梧投手(28)が先発し、3回3分の0で36球を投げて3安打。4回表でノーゲームとなったが「投げる前は不安があったけど、自分の中でいい感覚があったので、前回登板(20日の阪神戦)よりさらによかった」とうなずいた。 ■「大胆な作風」で話題の「鷹祭」イラスト「マッキー似すぎててやばい」【写真】 この日はもともと2番手の予定。雨の予報もあり、先発予定だった和田の配慮で、先発に変更された。試合前はまだ雨が降っておらず「投げられたことはよかった。2番手だったら投げられていない」と強調。その上で「リズムよく投げられ、結果的にコントロールも安定していた」と振り返った。 昨季は序盤はリリーフだったが、途中から先発も担い自己最多の5勝をマーク。しかし、6年目の今季は先発ローテ入りを争ったが2軍スタートだった。4月20日のウエスタン・広島戦(タマスタ筑後)の試合後、背中に軽い肉離れを起こすなどでリハビリ組で調整を余儀なくされた。6月16日の広島戦(マツダ)から復帰し、この日は3試合目だった。「いけるところまでいくという思いでマウンドに上がった。元気に投げられている」とうれしそうに笑う。 ペナントレースの後半戦は、先発でも中継ぎでもこなせる貴重な投手が必要となるはず。「もちろん(1軍に)行きたいし、行くので頑張ります」。ぬれたユニホーム姿で発した言葉は、力強かった。(浜口妙華)
西日本新聞社