「元自民党議員」の弁護士が逮捕…!“詐欺まがいのグループ”と「5億円」を荒稼ぎしていた男の「ヤバすぎる素顔」と地元の「意外な評判」
法廷で相対したことのある弁護士の証言
今野容疑者の評判は芳しくなかったようで、「以前から非常識な弁護士として有名だった」と、同容疑者と法廷で相対したことのある弁護士は顔をしかめる。 「とにかく仕事をしないんです。連絡がつかない、裁判に必要な書類を出さない、決められた期日に法廷にやってこない。他にも彼と関わったことのある弁護士を知っていますが、どなたも同じような被害を受けていると聞いています。担当の裁判官も毎回呆れていましたからね。しかも態度も尊大で、謝りもしない。いつか懲戒処分を受けるだろうと、誰しもが思っていたはずです」 埼玉弁護士会によれば、2023年10月から2024年6月までに寄せられた今野事務所に対する苦情は24件。「連絡が取れなくなった」などが主な内容で、同弁護士会の大塚信雄会長も「不信感を抱いていた」と語っている。 では、今野容疑者の事務所では一体どんな対応がされていたのか。 今回、同事務所に詐欺被害を相談していた木之内琴美さん(仮名、36歳)に話を聞くことができた。 「本当に杜撰な対応でした」 被害者がこうため息混じりに語った今野事務所の実態とは――。 つづく記事『「元自民党議員」の弁護士が“怪しいグループ”と一緒に「900人」をカモっていた…! 「あんなの誰だって騙される」と被害女性が語った「卑劣な手口」』では、怪しいグループと結託していた今野法律事務所の対応、そして今回の取材に対する今野容疑者の家族の反応を詳報する。
週刊現代(講談社)