「ポケモンカード」バブルは弾けても新たなブームの兆し。アプリ『ポケポケ』の衝撃
この数年来、海外コレクターの熱狂もあって、「ポケモンカード(ポケカ)」の取引価格は高騰していました。2023年半ばには、ハイクラスパック「GXバトルブースト」に封入されたサポートカード「リーリエ(SR)」、通称「がんばリーリエ」の買取価格が1000万円オーバーと話題になりました。しかしその後、価格は下がり、現在「がんばリーリエ」の買取価格は100万円前後だそうです。
ポケカアプリ『ポケポケ』サービス開始!
「ポケカバブルは弾けた」と言われていますが、ポケモンカードそのものの人気がなくなったわけではありません。それを証明するかのように、株式会社ポケモンと株式会社クリーチャーズ、株式会社DeNAが共同開発したスマホアプリ『Pokemon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』が大ヒットしているのです。 この10月30日に配信が開始され、リリース2日で全世界累計1000万DLを突破。さらにその1週間後の11月8日には全世界累計3000万DLと一気にアプリゲームの主役に躍り出ました。 11月13日現在、App Store、Google Playでセールスランキング首位を快走中。香港やフランスなど海外のセールスランキングでも好調ぶりを見せています。一部報道では、リリース4日間で売上18億円超との試算も出ています。
『ポケポケ』のゲーム内容とは?
では、『ポケポケ』とはどのようなアプリなのでしょうか? 『ポケポケ』は「世界中で楽しまれているポケモンカードを、手軽にコレクションできるアプリ」(公式サイトより)。カード5枚入りのパックを毎日無料で2パック開封でき、カードが集まったら、ソロ対戦「ひとりで」や対人戦「だれかと」が遊べます。パック上部をスッとスライドして開封する瞬間は、リアルなパックを開けるときのドキドキ感と遜色ありません。 また、デジタルカードならではのエフェクト演出もポイント。ダブったカードとゲーム内資源「ひかりのすな」を消費することでエフェクトをゲットして、お気に入りのカードを飾れるという機能が搭載されています。カードイラストのなかに入り込んだかのようなビジュアル演出を備えた「イマーシブカード」も新鮮です。