【特集】「おかあさん、おとうさん限界です」 残業207時間50分 夢半ばで命を絶った若き医師 「過重な労働を負荷していたという認識はない」食い違う認識と病院が主張する“自己研鑽”の実態
2023年12月19日病院の運営法人「甲南会」と具院長、当時の上司の2人が書類送検されました。病院側は、読売テレビの取材に対し「刑事告訴され、捜査が行われた場合は書類送検されるのが通例なので、コメントはありません」と答えました。 (淳子さん) 「医師の社会的責務を逆手に取った、こういう病院の態度はやっぱり許せない。晨伍が命を懸けて身を挺して問題提起したこの機会を無駄にしないで、新しい病院に生まれ変わってほしい。率先して労務環境を改善した病院のモデルとなっていただきたいと思います」 高島晨伍さんの両親は2024年2月2日、過重労働を認識していながら是正措置などを取らず放置したなどとして、病院の運営法人とその理事長に対し、合計約2億3000万円の損害賠償を求めて、大阪地裁に訴えを起こしました。
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