小芝風花&笠松将が再びバディ結成!『事件は、その周りで起きている』の裏側を語る
コント番組『LIFE!』(NHK総合)のスタッフが制作を手掛ける『事件は、その周りで起きている』(NHK総合 9月30日(月)~10月3日(木)午後10・45~11・00)。とある地方の小さな警察署・新月署を舞台に、刑事モノだが事件を一切解決しない、事件の周りで起きる“小事件”にスポットを当てた新感覚の1話15分のコメディードラマを4夜連続で送る。 【撮り下ろし写真】小芝風花&笠松将の全身ショット 前作から約2年ぶりとなる放送を前に、主人公・真野一花役の小芝風花さん、真野のバディ・宇田川和人役を演じる笠松将さんにインタビュー。それぞれの役どころや同シリーズの見どころを語ってもらった。 ◆2年ぶりに続編をやると聞いた時の心境は? 小芝:うれしかったです! 続きを見たいと思ってくださった視聴者さんがいて、制作の方が動いてくださって実現した続編なので。私自身、テンポが良くて面白い作品だと思っていましたし、また真野を演じられるのがすごく楽しみでした。 笠松:僕も光栄だなと思いました。しかも、また同じメンバーで集まれたのもうれしかったです。 ◆前シリーズを経て、今回感じた変化は? 小芝:基本的には変わっていないのかなと。やはり事件といった事件は起きず(笑)、警察監修の方が来てくださっていることに申し訳なさを感じます…。どの事件も真野たちの周りで起きている小さいことから派生していて、いい意味でくだらない、そのテイストのままですね。 笠松:そう? 僕個人としてはスケールが大きくなったなと思ったんだけど…。捉え方の違いかな。それに今シリーズではゲストの方の出演もありますから、そういう意味では変化していると思います。 小芝:スケール大きくなってました!?(笑) 変わっていないような気が…。 笠松:めちゃめちゃ大きくなってるよ。見たことがない部屋ができていたし。 小芝:確かに、見る人によって変わるかもしれないですね(笑)。でも、ゲストの方が来てくださったという意味では新しい風が吹いたかなと。クセの強さもすごくて(笑)、皆さんにも楽しんでいただけると思います。 ◆今シリーズの撮影を終えたということで、あらためて感じたこの作品の魅力は? 小芝:まずは、自分の中の正義を曲げられず優しいうそもつけない真野、とにかく合理的なことが好きで無駄が嫌いな宇田川…など、それぞれのキャラクターがハッキリしているところ。それに加えて、やはり掛け合いのテンポやせりふのワードセンスが最高で、撮影しながら隠れてニヤニヤしていました(笑)。あと、先程も変化の話が出ましたが、全く変わらないのもこの作品の魅力だと思うんです。成長物語ではなく、真野たちの日常の延長線上が写し出されているといいますか。この先また続編をやらせていただいたとしても、きっと変わらないと思います(笑)。 笠松:このドラマは『LIFE!』スタッフが手掛けているのもあり、基本的には同様に一発撮りなのですが、それがいい緊張感を生んでいるのと、それぞれの個性がめちゃめちゃ出るなと。誠心誠意その一回に出すしかない、っていうのがいいふうに作用しているし、面白いところでもあると思います。 小芝:あと、空き時間も楽しいんですよ(笑)。先日も番組PRを撮影したのですが、その時に用意されていた足ツボマットをみんなでやってみたり…(笑)。わりと年齢もバラバラなのですが、いつも和気あいあいとやっていて。撮影の時の緊張感もいい刺激になっていて、チームとして一丸となれている感じがあります。 笠松:あと、僕としては監督の情熱もすごく大きいと思っています。シチュエーションコメディーをドラマでやるというのは企画として結構難しいと思うのですが、監督は“このドラマをやれることが本当に幸せで、今後も続けていきたい”と熱い思いをお持ちで。乗っかる価値がある、それに乗っかりたいと思えるんです。ちなみに、僕はこの現場の中で監督が一番面白いと思っています(笑)。