埼玉大学で交流会を実施、合気道や琴演奏体験していただきました【Cycle*2024 ツール・ド・フランス さいたまクリテリウム:さいたま市内交流会レポート】
ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムに出場する選手らは11月1日、毎回恒例のさいたま市内交流会第一部として埼玉大学を訪問。新城幸也、マーク・カヴェンディッシュ、プリモシュ・ログリッチが合気道部に入門。ロマン・バルデ、ビニヤム・ギルマイ、ヤスペル・フィリプセンが邦楽部琴吹会の学生らに琴演奏の指導を受けた。 今大会の注目選手として選ばれた6選手に加え、ミスターさいたまクリテリウムとも言えるクリストファー・フルーム、大会アンバサダーを務めるマルセル・キッテル氏が大学キャンパスに姿を表すと、同大学自転車部のメンバーが歓声をあげて迎え入れた。
これまでに来日選手らは相撲、弓道、空手などの日本武道を市内高校などで体験してきたが、今回は初めての大学、そして合気道がセッティングされていた。 「合気道の道着と袴は初めて着用しましたが、とても重いんですね」と新城。 「18歳のときに日本を離れてしまったので伝統的な武術になじみがなくて、自分自身の身体をどう動かしたらいいのかに頭を使います。コツが必要なのでとても難しいです」
真剣な表情で学生からの指導を受けていたログリッチは真面目な姿勢が見受けられた。 「指導してくれた大学生と同じ年齢のころは、スロベニアの大学での勉強とスキージャンプ競技に打ち込んでいました。本気で取り組んでいたのでどちらも成績はよかったと記憶しています。ボクはいろんな競技を体験することが好きなので、今日の合気道も経験できてとてもうれしかった」とログリッチ。
カヴェンディッシュは交流会の冒頭で行われた学生たちの激しい稽古を見て、「これをやれっていうのかい?」と思わず及び腰。道場に正座をして頭を下げて固辞してみせたが、学生たちに手ほどきを受けてみると袴が見事に似合う武道家の表情に。「明日のレースは雨模様といううわさだけど、転んでも受け身を習得したからオッケー」と笑いを誘った。 最後は、「しばらくレースから遠ざかっているけど、出場するレースは常に勝とうと思っている。もちろんこの大会にはツール・ド・フランスでの実績を持つ多くの実力者が揃うけど、普段はテレビでツール・ド・フランスを見ている日本のファンの皆さんに実際の迫力ある走りを見てもらうために全力で走りたい。まずはボク自身が日本でできる交流を楽しみたい」と意気込んだ。
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