飼育員が自宅で世話したシロクマ「ピース」が25歳に!国内初の“人工哺育”成功例 愛くるしい写真で振り返る25年の歩み
■飼育員・高市さんの自宅には驚きのものが…!? 高市さんの自宅にお邪魔させてもらうと… ――これはなんですか? 高市敦広さん「ピースが110日間を過ごした団地で敷いていたピースの部屋の畳です」 ピースが高市家の一員として過ごした証が大切に保管されていました。 高市敦広さん「ボロボロになっていますけど、ピースが爪でひっかけて歩き回った跡です。ピースが我が家で過ごした110日間の証って考えるとなかなか捨てようかという気持ちにはなれなくて」 さらに‥ ――ピースがたくさんいますが、ここはどういう部屋なんですか? 高市敦広さん 「ここは私の寝室なんです。50過ぎのおじさんの部屋には見えないかもしれませんね(笑)」 高市さんの部屋にはファンから贈られたピースグッズが。常にピースと一緒です。 ■今も病気と闘いながら…飼育員の願いは? 3歳の時にけいれんなどを引き起こす脳の病気「てんかん」を発症、これまで何度も命の危険がありました。 今も朝晩2回の薬が欠かせません。肝臓の薬などとともにエサに混ぜて食べてもらいます。 高市敦広さん 「きれいに食べてますね。薬を食べてくれるだけでもその瞬間ほっとします」 数々の試練を乗り越え、皆を癒し続けてくれているピース。 高市敦広さん 「穏やかな表情、人を癒し続けてくれるっていう不思議な力っていうのかな、唯一無二のホッキョクグマと言えるかなと思う。一番癒されているのは私かもしれない」 ホッキョクグマの寿命は25歳~30歳と言われ、ピースもすっかりおばあさんです。 ――どんな風にこの先も一緒に歩んでいきたいですか? 高市敦広さん 「かけがえのない時間を共に過ごして、いろんな学びを私に与えてくれたというところではピースに本当に感謝していますし、今ピースが何を必要としているのかをそのときで判断してくみ取って、1日も長く健康で過ごしてもらえるように私も頑張って行こうと思っている」 ピースの長寿はみんなの願いです。
あいテレビ