別大毎日マラソンは終盤デッドヒート デレセが優勝 下田裕太が2位 視覚障がい者の部は世界新記録誕生
大分放送
4日行われた別府大分毎日マラソンは激しいサバイバルレースとなりました。また視覚障がい部門では世界新記録が誕生しました。 【写真を見る】別大毎日マラソンは終盤デッドヒート デレセが優勝 下田裕太が2位 視覚障がい者の部は世界新記録誕生 過去最多となるおよそ4400人がエントリーした、4日の別府大分毎日マラソン。大分市の高崎山・うみたまご前をスタートし、風光明媚なシーサイドコースを駆け抜けました。 大分県佐伯市出身で今大会を最後に現役を引退する旭化成の丸山文裕(33)が25キロ手前で先頭集団から遅れ始めると、後半は激しいサバイバルレースになりました。4人に絞られた37キロ過ぎ、スパートをかけたエチオピア出身で一般参加のワークナー・デレセが2時間7分58秒の好タイムで初優勝しました。 2位は日本人トップで下田裕太、3位は初マラソンの岸本大紀、青山学院大学出身でGMOの2人が2時間8分台で、フィニッシュしました。大分東明高校を卒業し、地元でラストランとなった33歳の丸山は、2時間12分28秒の11位で競技生活を終えました。 (旭化成・丸山文裕選手)「もうほんとに涙が出るぐらいうれしくて、レース中だからそこはこらえてたんですけど、本当に泣きたくなるほど応援してくれてありがとうございました。いろんなレースを走ってきましたけど、この別大毎日マラソンが一番気持ちよかったですし、忘れられない試合になったと思います」 また、視覚障がい選手部門では、T11の和田伸也(46)が2時間23分27秒で世界新記録を樹立。パリパラリンピックに大きく近づきました。 (T11・長瀬産業・和田伸也選手)「自己ベストと今のパラリンピックの世界ランキング1位のタイムを突破できたので、よかったと思います。パラリンピックは記録より勝負、金メダル争いに集中していくと思います。勝負にこだわったレースをしたいと思っています」 県勢の男子1位に贈られる池中杯には、速見駅伝チームの工藤郁也(23)が輝きました。
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