「自分を誇りに思う」 マイケル・ヘンドリーが白血病乗り越え、9年ぶりの復活優勝
◇国内男子◇For The Players By The Players 最終日(12日)◇THE CLUB golf village(群馬)◇7172yd(パー72)◇曇り(観衆1032人) 単独首位で出たマイケル・ヘンドリー(ニュージーランド)が1イーグル2バーディ、3ボギー「71」で回り、6ptを獲得。通算38ptまで伸ばして、2015年「東建ホームメイトカップ」以来のツアー2勝目を挙げた。 ヘンドリーは2005年にプロ転向し、12年に豪州ツアーでプロ初勝利。2013年から日本ツアーに本格参戦した。23年2月に豪州ツアー4勝目。同年3月の国内ツアー開幕戦の直後に白血病と診断されたが、治療を経てことし1月に競技復帰。今季は、けがや疾患を“公傷”とみなしてシード権の確保に猶予期間を与える特別保障制度で出場していた。 【画像】まるで農作業?クセがスゴい素振り 44歳のベテランは優勝インタビューで「昨年は本当に大変だったけど、ある程度回復のめどが立ってすぐ“日本に戻りたい”と思った。白血病を経験したことでなお一層、ゴルフを楽しみたいと思うようになった」と話した。復活できた要因を2つ挙げて「一つは妻と娘の存在。それと戻っていたい、また勝ちたいという思い。自分自身を誇りに思います」と喜んだ。 5位から出た小袋秀人が7バーディ、1ボギーの「66」で13ptを獲得し、通算37ptの2位。17位から出た平本世中がボギーなしの「64」で回り、16pt奪取して通算35ptの3位だった。 <上位成績> 優勝/38pt/マイケル・ヘンドリー 2/37pt/小袋秀人 3/35pt/平本世中 4T/33pt/小斉平優和、新村駿 6T/31pt/清水大成、岩崎亜久竜 8/30pt/ソン・ヨンハン 9/29pt/大堀裕次郎 10T/28pt/岩田寛、吉本翔雄、堀川未来夢、杉浦悠太