広島・大瀬良気迫の101球 3失点も術後完全回復アピール 地元ファンからは大きな拍手
「広島6-3ヤクルト」(4日、マツダスタジアム) イニング途中での降板も、本拠地のファンは広島・大瀬良大地投手へ大きな拍手を送った。昨秋の右肘手術からの完全復活を印象づける101球の熱投。「球数を使ったイニングもあったが、スムーズにいく回もあった。勝ってくれたのでしっかり反省して、次に生かしていきたい」と汗を拭った。 【写真】代打V撃の松山はドヤ顔歓喜 ガッツポーズが力強すぎ 序盤から飛ばした。初回1死から西川に内野安打を許したが、オスナを遊飛、村上を二ゴロに打ち取り上々の立ち上がりを見せる。 四回は先頭のオスナに安打を浴びるも、村上を二ゴロ併殺打に打ち取り、小さくガッツポーズ。この打席でこの日の最速150キロを計測。「球の強さとか、序盤は良かったと思いますし、勝負もできていたので、ああいう投球を長く続けられるように」と前を向いた。 六回に、3四死球に失策が絡み、2点の先制を許したところで途中交代。「抑えたいと、力んだところもあった。うまく制球ができず、バタバタしてしまった」と自身は反省を口にしたが、右腕の気迫あふれる投球に、降板する際は温かい声援が送られた。 指揮官も大瀬良の好投に「彼にとっては今日が開幕。しっかり腕も振れていた。良い投球だった」と表情を緩ませ賛辞を贈った。「少しでも長くマウンドに立っていられるように、しっかり調整したい」と次回以降を見据えた大瀬良。頼りになる男がカープ投手陣に帰ってきた。