「いきなり厳しい課題に直面」 千賀滉大、米メディアの予想が的中か… 大谷翔平との対決でタイムリー許し、わずかアウト4つで降板
◇13日(日本時間14日)MLB リーグ優勝決定シリーズ第1戦 ドジャース―メッツ(ロサンゼルス) ◆大谷翔平の妻・真美子さん、デコピンを抱きながらガッツポーズ【写真】 メッツ(第6シード)の千賀滉大投手(31)は敵地のリーグ優勝決定シリーズ第1戦でドジャース(第1シード)を相手に先発。いきなり実現した「1番・DH」の大谷翔平選手(30)との直接対決第1ラウンドは二ゴロに抑えたが、第2打席でタイムリー右前打を許した。ここで降板した千賀は、1回3分の1を2安打3失点。30球で4四球、奪三振はゼロだった。 試合は3回を終了し、ドジャースが3―0でリードしている。 1回、全米中継局FOXスポーツのジョン・スモルツ解説者がマウンドの千賀について「いきなり厳しい課題に直面する」と評した先頭打者・大谷との勝負。同解説者は「大谷にとっては勢いをつける大きなチャンスだ。千賀はフォークなど多くの変化球を投げてくるだろう。メッツはパドレスが地区シリーズで大谷を抑えた素晴らしい仕事をビデオで見たはずだが、パドレスのように大谷を抑え続けられるほどの球を持っている投手は多くない」と語った。 その大谷との勝負は、カウント1―0から外角150キロの直球で二ゴロに抑え、同局のジョー・デービス実況は「これで大谷は(地区シリーズ第1戦で3ランを放って以降)直近18打数で2安打です」と紹介した。 だが、この後は制球が定まらず、まさかの3四球で満塁のピンチを招くと2死からマンシーに先制の2点タイムリー中前打を許した。 2回も続投したが、先頭打者に四球。同実況は「イニングは違っても、ストーリーは同じです。またも千賀は四球で歩かせました」と手厳しかった。 さらに1死二塁で迎えた大谷との直接対決第2ラウンドは、初球の甘く入った146キロカットボールをたたかれて一、二塁間を抜けるタイムリー右前打。ここでメンドーサ監督がたまらずマウンドへ赴き、千賀はアウト4つを取っただけでマウンドから引きずり降ろされた。(写真はAP)
中日スポーツ