守山のイチゴ園がリニューアル 採れたてイチゴのケーキ、パフェなど
河西いちご園が11月1日、菓子工房併設の直売所をリニューアルオープンした。(びわ湖大津経済新聞) 【写真】リニューアルした河西いちご園 イチゴの栽培ハウスに隣接する直売所をリニューアル。488平方メートルの建物の中に、菓子工房、テイクアウト専門のカフェ、イチゴの販売スペース、待合スペースを設置。工房では、収穫したイチゴを使い、ケーキや焼き菓子、ジャムなどを製造する。カフェではスムージーやパフェ、ソフトクリームなどを提供する。屋外には遊具を設置し、子どもが遊べるようにした。テラス席や待合スペースで購入したケーキやソフトクリームなどを食べることもできる。 同園は2000(平成12)年、イチゴの直売を始め、ケーキやパフェなどの提供もしていた。社長の夏吉ゆり子さんは「イチゴのシーズンになると多くの人が来園してくれるが、寒い中、屋外で待ってもらうこともあり、皆さんの不便を解消するためにリニューアルに踏み切った」と振り返る。 直売所とケーキ販売所、カフェスペースをエリア分けすることで混雑を解消。菓子工房とジャム製造室、イチゴの販売スペースもガラス張りにした。夏吉さんは「農産物がどんなふうに加工されるのかを見て安心して購入してもらいたいという思いと、待機列に並んでいる人にもイチゴの売れ行きが一目で分かるようにしたいという思いで全て見えるようにした。列に並んで目当てのイチゴが買えなかったということがないようにしたい」と話す。カフェにはセルフレジを導入。「スタッフも快適な環境で働くことができ、作業効率も上がる」とも。 現在は収穫が始まったばかりのイチゴを「初とれイチゴ」として数量限定で販売している。夏原さんは「冬に採れるイチゴは実が硬くて濃厚な味。3月下旬からのイチゴはみずみずしくて収穫量も多い。大きなイチゴが採れた時はケーキのイチゴも大きくなる。時期ごとのイチゴを味わってもらい、イチゴ農家だからこそできるサービスを提供したい」と意気込みを見せる。 10月下旬~5月はイチゴを、6月中旬~7月中旬はメロンを、7月下旬~9月下旬はナシを栽培・直売する。ケーキ、ソフトクリームなどは年中提供。生イチゴを使ったメニューは11月から5月の期間限定で提供している。 営業時間は9時30分~18時。月曜定休。
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