メンディーはいい感じに料理する「生肉」――紅白初出場、GENERATIONSが考える「グループは戦場」【再配信】
メンディー「いじり」はさらに続く。佐野は、「メンディーくんは若返った」と指摘する。 「もっとひげもはやして、路頭に迷ってたときもあって。ドレッドにしてきたときもあって、そのときは『もっとGENERATIONSに合った雰囲気のほうがいいんじゃないの?』ってみんなで言って、そこから若返って今に至るんです」 当のメンディーにも自覚があるという。 「いい意味で客観視ができるようになりましたね。ドレッドの後に、ボックスヘアーにしたんです。僕からしたら、どっちもかっこよいと思ってやってるんですけど、ボックスヘアーのほうが、面白いとか親しみやすいって言われて、そういう文化にも気づけたし、そういうことを周りが教えてくれることには感謝ですね」
ちょうどボックスヘアーにしたあたりから、メンディーはお茶の間の人気者になった。 「メンディーくんは料理していただく食材なんですよね。生肉みたいなもので、いい感じで焼いたらおいしいし、焼きすぎたらまずい(笑)」(佐野)
「やっぱりメンバーが一番厳しいですからね。だから、全員で出ている『GENERATIONS高校TV』(AbemaTV)の撮影が一番、戦場感があります(笑)。メンバーは僕の面白さに対して期待もハードルも高いので……」(メンディー) GENERATIONSならではの「面白さ」を意識するのは小森隼(24)だ。 「メンさんが外でひどい扱いを受けてたら怒るけど、メンバー内だからこそ、面白さに対してハードルも上げてるんです。『GENERATIONS高校TVこそ、全力で戦う戦場であるべきなんだよ!』ってね」(小森)
片寄も、GENERATIONSが「戦場」であることを認める。 「それはメンディーさんが外で闘うときにもっとおいしいお肉になるために、メンバー内でも高めているというかね」
誰もが共感できるものを表現をしたい
今年は、メンディー以外にも、それぞれの個性が際立ってきた1年だった。片寄は映画「午前0時、キスしに来てよ」に主演。佐野もCINEMA FIGHTERS project「GHOSTING」で主演を務めた。白濱はDJやサウンド面でも活躍するほか、ドラマ「小説王」に主演。小森はMCの腕を磨き、ラジオ番組「鈴木おさむと小森隼の相談フライデー」「GENERATIONS 小森隼のGood Laugh and Sleep」にも出演。中務裕太(26)は小森とともに映画「HiGH&LOW THE WORST」で映画初出演を果たし、華麗なアクションで魅せ、数原はボーカリストとしてその映画の劇中歌「Nostalgie」をソロで歌い、配信リリースも行った。 「アーティストだからって決めつけて、これはできないっていう時代ではないと思うんですよ。だからEXILEのいいところ、LDHのいいところを受け継ぎつつも、それまで作ってきたスタイルをあえて外したこと、逆のことをやれば、それがまた僕ららしいことになるんじゃないかって思ってるんです。GENERATIONSができることって、すごく幅広くて、GENERATIONSだからこそ、『こんなことやってもOKだよね』ってことがすごく増えてる気がするんです」(佐野) 「GENERATIONSはGENERATIONSってジャンルになっていいのかなって。いろんなことが『ありすぎる』集団なんですけど、そうやってやってることがアーティストって言われても、アイドルだって言われても、俳優をやる人がいるグループだって言われてもいい。柔軟にフラットに見てもらうグループになりたいねっていうことはメンバー内でも話していますね」(片寄)