ヤクルト・吉村貢司郎、好相性のDeNAにまさかの4回6失点KО
(セ・リーグ、DeNA-ヤクルト、12回戦、2日、横浜)強力打線に捕まった。ヤクルト・吉村がDeNA戦に先発。7月反攻の大事な初戦を任されたが、4回99球を投げ10安打6失点と序盤から崩れた。 【写真】ラガーマン風のアイブラックを施し、試合前の円陣でハカを踊るヤクルト・北村拓、増田、西田、松本直 「本当に打線のつながり、爆発力があるチームだと思うので、一人一人丁寧に投げていくことが大事なのかなと思います。クリーンアップは打率も長打もありますし、そういった面では気を抜けるところは全然ないと思う」 警戒していたが、試合を作れなかった。試合前の時点でDeNA打線はリーグトップのチーム打率・250。同戦は今季2戦2勝でどちらも敵地・横浜スタジアムと好相性だった。もちろん油断せず、慎重に攻めたはずだが、二回に2点を先制されると、四回には打者9人の猛攻で一挙4失点。五回の打席で代打を送られ、6勝目はお預けとなった。 それでも、頑張る理由がある。東京・日大豊山高時代の同級生に、競泳の日本代表としてパリ五輪に出場する池江璃花子(23)の兄がいた。「仲は良かった」という元クラスメートの妹が世界で活躍するアスリート。「頑張ってほしいなんて言えるほどでもないですけど、僕も乗っていけるように頑張りたい」とその存在には少なからず刺激を受けている。 やり返す機会はある。先発陣の中心として、このままでは終われない。(赤尾裕希)