イーサリアムの上昇がビットコインを上回る理由はETF承認の可能性だけではない:バーンスタイン
レイヤー2ネットワーク
2023年に入ってから、分散型金融(DeFi)が復活する中で、新しいレイヤー2ネットワークがイーサリアムネットワークにスケーラビリティと手数料の低下をもたらしたとバーンスタインは述べた。 トークン規制がさらに明確化されることで、「DeFiトークンなどのアプリケーショントークンによって、トークンをステーキングした人との収益シェアが可能になる可能性がある」と指摘。「健全なDeFiエコシステムが活動量とイーサリアムネットワークの手数料の増加を牽引し続け」、それによってイーサリアムにより多くの価値が蓄積されるだろうとの見方を示した。 ガバナンストークンであるユニスワップ(UNI)の60%上昇をもたらしたユニスワップ(Uniswap)の手数料切り替え提案は、「トークンの経済設計」がいかに改善され得るかを示す例の一つに挙げられている。
デンクンアップグレード
最後の主な材料は、今年3月に計画されているイーサリアムブロックチェーンのデンクン(Dencun)アップグレードだ。アップグレードを受けて、「イーサリアムのコントリビューター(貢献者)は、イーサリアムのレイヤー2のトランザクションコストがさらに90%削減され、レイヤー2ネットワークの収益性が向上することを期待している」とレポートは指摘した。アップグレードにより、メインネットの混雑が軽減され、エコシステムに流入するトランザクション量の増加を牽引するとされている。 |翻訳・編集:林理南|画像:CoinDesk|原文:Ether's Bitcoin Beating Rally Not Just Because of Potential ETF Approval: Bernstein
CoinDesk Japan 編集部