共に復興、絆の音色 富山県氷見市で東北ユースオケ演奏会
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東日本大震災で被災した岩手、宮城、福島の3県の小学生から大学生までの若者でつくる東北ユースオーケストラ(TYO)は5日、富山県氷見市芸術文化館で「有志演奏会IN北陸」を開いた。能登半島地震からの復興に向け、被災地の絆を深め、癒やしや元気を与える音色を響かせた。 氷見市文化振興財団と氷見ロータリークラブが企画した「氷見・能登半島復興支援イベントウイーク」(5~13日)の幕開けを飾るイベントで、最初に市内の吹奏楽団体「ムジカグラート氷見」が「コンサートマーチ テイクオフ」や「『ノートルダムの鐘』より」など3曲を披露した。 TYOはOBを含む28人が出演し、「Aqua」や「八重の桜」など、TYO設立に尽力した音楽家の故坂本龍一さんの6曲を演奏し、「花は咲く」で締めくくった。 トークセッションもあり、TYOの海津洸太さんと大田継美さん、氷見市民の森姫愛乃(ひめの)さん、井上拓己さん、林洋子さんが震災の経験や教訓について語り合った。北日本新聞社後援。