<CS速報>巨人が坂本の超積極走塁でファイナルS進出!
試合後、ヒーローのお立ち台に呼ばれたのは、先発のポレダと、阿部の2人。 「すごく興奮している。特別な試合だった。3戦目にもつれたが、グレートな守備、グレートな打席に助けられた」と、ポレダが言えば、4番の仕事を果たした阿部も「阪神も粘り強いと思った、最後までドキドキした」と、顔を紅潮させて語った。 そして「この場をお借りして、同級生の関本が、引退するということで、19年間、お疲れさまといいたいです。同年代ですし、思い入れがあった選手なので少し寂しいです」と、この試合を最後に引退する関本に触れ、惜別のメッセージを送った。 犠牲フライを決めた初回の打席では、バットを短く持っていたが、「昔、大道さんに、バット短く息長くの名言をいただいた。大事なときにそれができてよかったです」と説明して場内の拍手を誘った。 原監督も「1勝1敗の緊張感のなかで勝利することができて、ホッとしている」と第1声。 先発のポレダについては、「安定感があった。球数も少なかったし先発として素晴らしいピッチングをした」と絶賛、7回に福留にソロアーチを浴びると、すぐにマシソンに代えたが、「福留を抑えていても(クリーンナップから右が続くので)代える選択はあった。ホームランで逆によしと、マシソンを投入した。山口も準備していたが、マシソンの状態がいいので2イニングいかせた」と経緯を説明。 「(阿部は)技術にプラスして気持ちでヒットにした。簡単に見えるが、犠牲フライも見事。立岡のスリーベースも、みんながどこかに不安を持ちながら入った勝負に勇気をもたらした。しかも初球をね。坂本も見事な走塁。気合というか魂というか、そういうのが大事。何回も何回も勝負を戦ってきた中で、それは感じる」 14日から敵地・神宮へ乗り込み、1勝のハンディを背負ったヤクルト戦が始まる。 「今までの中では、予定通りの形で、明後日から試合ができる。思い切っていきたいと思う」と原監督。 阿部も「皆さんに助けられて、ここまで来れた。また皆さんの助けをいただいて、まだ野球をやれる喜びを楽しみながら神宮では暴れたい。東京ドームに帰ってこれるのは日本シリーズしかないので、また東京ドームに帰ってこれるようにがんばります」と気合を入れた。 ポレダは、対ヤクルト戦への決意を聞かれて「かかってこい!」と答えたが、ファイナルステージに向かう選手の強い気持ちを代弁しているようだった。