必要な血液が足りなくなる恐れも 進む若者の献血離れ 献血者に占める割合が3割まで減少
■輸血で命を繋いだ女性 若者が献血しやすい環境整備を訴える 幼少期に輸血を受けた鈴鹿典子さん 「今日ここにいられるのは、献血者の方がいてくださったおかげ」 幼少期、小児脳症を患い、度重なる手術を輸血によって乗り越えた鈴鹿典子さんは、自身のような人の命をつなぐため、若者が気軽に献血しやすい環境を整えてほしいと話します。 幼少期に輸血を受けた鈴鹿典子さん 「献血することへのハードルを下がったり、献血を身近に感じられる何かがあったり、若い方ができるだけ負担無く献血できる環境作りをみんなでして行かなければならないと思います」 ■初めて献血した大学生「思ったより痛くない」 今後の医療を支えるうえで必要不可欠な若者の協力。 呼びかけに参加した学生たちも献血をしました。 北九州市立大学 学生(4年) 「初めてです。結構怖いイメージがあったけど、思ったより痛くない。友達も誘って、『一緒に献血やろう』みたいな感じで、機会があれば積極的にやりたい」 福岡大学 学生(4年) 「(初めて献血をしたときは)簡単にできるものだなと思いました」 福岡県赤十字血液センターは、今後も若者が献血をするきっかけ作りに取り組む方針です。 福岡県赤十字血液センター 高尾征義 事業推進部長 「必要な血液を届けるためには、福岡県では毎日600人分の献血が必要と言われています。十分な協力を得ることができない状況になっていますので、ぜひ今後ともご協力頂ければと思います」 人の命をつなぐ献血。医療を維持していくためにも、若者の積極的な協力が求められます。
RKB毎日放送