トランプ氏勝利確実で支持者が引き潮のように去ったハリス氏の母校
第47代米国大統領選挙の開票が進む中、現地時間6日午前に米ワシントンDCにある民主党の大統領候補ハリス副大統領の母校ハワード大学に集まり開票状況を見守ったハリス氏の支持者は会場を離れている。大統領選挙の勝負がトランプ前大統領優勢に傾いたのにともなう反応とみられる。 米政治メディアのポリティコなどによると、前日夜からハワード大学で開かれた開票パーティーに参加したハリス氏の支持者のうち一部はこの日午前0時を過ぎたころから会場を離れ始めた。 当初ハリス氏は母校であるハワード大学で開票状況を見守ると伝えられたが、計画と違いこの日の開票パーティーには参加しない。ハリス陣営の共同選挙対策委員長であるセドリック・リッチモンド氏はこの日ハワード大学に集まった支持者の前で「ハリス氏はこの日夜に支持者への演説をせず次の日に演説するだろう」と明らかにした。 開票パーティー会場を離れる支持者はトランプ前大統領が優勢となった開票状況に失望感を示した。会場を離れた支持者の1人はポリティコに「最初は期待が高かったがその後は下り坂を進んで行った」と話した。このほか参加者数十人が会場を離れたとポリティコは伝えた。 米ウォール・ストリート・ジャーナルもハリス氏勝利の可能性が下がっているという開票結果が出てハワード大学に集まった支持者が明確に減ったと伝えた。 勝利が事実上確定したトランプ氏はフロリダ州の自宅で開票状況を見守っていたが、演説に向け支持者が集まるウエストパームビーチに移動した。