【飯塚オート・GⅡオーバルチャンピオンC】中村雅人が地元勢を完封！通算6度目のGⅡ制覇
飯塚オートの『GⅡオーバルチャンピオンカップ』は22日、12Rで優勝戦（1着賞金200万円）が湿走路で争われ、中村雅人（43）＝川口28期＝が大会初Vを飾った。GⅡ制覇は2021年の浜松・ウィナーズカップ以来6度目。連覇を狙った荒尾聡が2着。3着には有吉辰也が入った。 ◇ 最高峰のテクニックを披露した。トップSを切った有吉を、中村雅が1周バックから3、4コーナーにかけてインから抜き去り先頭に立つと、そのまま荒尾と有吉の猛追を完封した。 「Sは有吉さんが速かった。あそこ（有吉との先頭争いのシーン）は勝負どころなので引くに引けない。引く意味がない。そこに尽きる。グレードレースを勝つなんていつ以来なのか覚えていないし、うまくかみ合えば取れるんですね」 これで中止となった3日目を除き、全て1着の完全V。ただし、マシンを仕上げた整備力も見逃せない。 「雨の感じが良かった2日目から少し調整をして、エンジンも良かった。いい状態で臨めるし、次の日本選手権も頑張ります」 飯塚の看板レーサーをまとめて撃破し3年ぶりにタイトルを獲得したSG6冠の名手が、30日に川口で開幕するSG日本選手権に最高のリズムで乗り込む。（佐藤雄二）
