芸人で放送作家・佐藤満春 苦手な打ち上げは「行くことを諦めた」 それでもうまく立ち回る方法
■「苦手は乗り越えなきゃ…」この風潮、どう払拭する?
――補えるポイントがあるとわかっても、世の中には“苦手は乗り越えなきゃいけない”風潮があると思います。その考えをどのように払拭していますか? あの人、打ち上げ来ないけど、“とにかく仕事を任せたら安心だよね”っていうことだけできていれば、誰も何も言わないんだなっていうのも、僕はここ数年で感づいたことでもあります。“求められる仕事をちゃんと丁寧にやっていく”っていうのが、打ち上げに行かなくてよくするためでもあるというか。自分を守るためでもあるというか。 もちろん仕事での評価、職場での評価って大事だと思います。それは飯を食っていかなきゃいけない、家族がいる人は家族を養わなきゃっていう前提で言うとめちゃくちゃ大事だとは思うんですけど。 でも結局、自分の得意なことで結果を出すしかない。冷静に自分が求められること、“こういうことで手伝ってほしいんだよね”と言われることをあぶり出していくと、自分のストロングだっていうことに気づいていけると思う。 それ(得意なこと)で飯を食っていくっていうのが、一番色んな状況を考えた時に平和で有効だなって思うんですよね。
【佐藤満春(どきどきキャンプ)プロフィル】 1978年2月17日生まれ、東京都町田市出身。相方・岸学さんとのお笑いコンビ・どきどきキャンプや、『DayDay.』などの番組を担当する放送作家、さらにトイレ・掃除の専門家など様々な顔を持つ。11月1日に、自身の仕事術をまとめた初のビジネス書『凡人の戦略 暗躍する仕事術』(KADOKAWA)を発売。