女優・山本美月さん【チョコレートについて学ぶ!】意外と知らないチョコの世界に潜入|CLASSY.
お菓子の中でも美月ちゃんの大好物がチョコレート。カカオ豆が原材料なのは知られていますが、いつも口にするチョコレートが完成するまでの工程は意外と未知の世界だったりします。今回はチョコレートとカカオ豆について、じっくり学ぶ機会となりました。
知れば知るほど味わい深い“チョコレートの世界”
もうすぐバレンタインデー。チョコレートを堪能できる幸せな季節。家では毎年、お友達直伝のおいしいレシピでチョコのショートケーキを手作りします。あとは、お気に入りのボンボンショコラをお取り寄せするのもこの時季。ペッパーやワサビのような変わりフレーバーに最近ハマっているのです。今回訪れたのはビーントゥバーの先駆け、「ダンデライオン・チョコレート」。カカオ豆そのものの味わいに注目すると、それはまるで宇宙。コーヒーのような、ワインのような…沼り要素しかないカカオ豆の世界をもっともっと知りたくなりました。
\テイスティングしたのはこの4種類/ 【手前から】[1]ベンチェ,ベトナム 70%、[2]カアボン,グアテマラ 70%、[3]ワンプゥ,ホンジュラス 70%、[4]ワンプゥ,ホンジュラス 85%
教えてくれたのは...チョコレートメーカー 齋藤朱莉さん
齋藤:みなさんが普段召し上がっているチョコレートには、カカオバターやレシチン、バニラなどが加えられているのが一般的ですが、ダンデライオン・チョコレートで製造しているものの原材料はたった2つ。シングルオリジンのカカオ豆とオーガニックのきび砂糖だけでできています。 美月:かなりシンプルですね。カカオときび砂糖だけでも味の違いが出るんですか? 齋藤:カカオ豆の産地で味わいが異なるのですが、その味わいを引き出すように、ローストを加えていくのも大事な技術です。 美月:なんだかコーヒーと似てる! 齋藤:そう、とても似ています。私たちはカカオ豆の仕入れからチョコレートバーの完成まで一貫して行う「ビーントゥバー」で、コーヒー豆用の焙煎機をカカオ豆用に改良したものを使ってロースティングも店内で行っています。では早速テイスティングしてみましょうか。まずはベトナム産のもの[1]です。こちらは豆自体に酸味がありますね。 美月:あ、本当だ。フルーティで酸っぱい系。 齋藤:ベトナムの豆はさわやかですよね。次はグアテマラ[2]。こちらはしっかり火を入れています。 美月:私の好きなコーヒーもグアテマラの豆。あ、全然違う。おいしい!酸味が少なくて私好みです。ちょっとナッツのような香りも感じるというか…キャラメリゼしたような味わいでコーヒーに合いそう。言葉にするのが難しい、不思議な感じ…なんだろ。 齋藤:この豆はしっかりと長めに発酵させているので、その風味だと思います。さすがですね。では次、一番人気のホンジュラス産[3]いきましょうか。 美月:これはあまり酸味を感じない。みんな好きそうな味!甘さもしっかり感じます。 齋藤:これが一番人気です。さて、ここまではカカオ70%でしたが、最後は85%[4]。 美月:実はカカオ高配合のチョコはあまり得意じゃないけれど、さっぱりしてるし甘さもちゃんとあるし、食べやすい。 齋藤:85%ほどの高配合のものは苦手とおっしゃる方も少なくないですが、こちらはとても食べやすいですよね。カカオ豆は3枚目と同じホンジュラス産のものを使用しています。 美月:焙煎や配合で全く別物に仕上がるんですね。私がこの85%をいただくなら紅茶と一緒がいいかな。ワインとかお酒好きな人にもオススメしたい! 齋藤:4種味わってみていかがでしたか? 美月:やっぱり2枚目のグアテマラが私好み。もう一度食べたい(笑)。 齋藤:実はこのチョコレート、私が開発したものなんです。 美月:あ…ここに“AKARI”って印字されてる! 齋藤:そうなんです(照)。美月さんのように酸味よりナッティ感のあるチョコレートがお好きな方に、ぜひ召し上がっていただきたい自信作です。 \美月ちゃんが学びに行ったのは…/ ■「ダンデライオン・チョコレート ファクトリー&カフェ蔵前」 豆の仕入れから製造までを一貫して行う「ビーントゥバー」の概念を日本にもたらした、サンフランシスコ発のチョコレート専門店。ファクトリーに併設された、製造工程を間近で見られるカフェも人気。 【住所】東京都台東区蔵前4-14-6 【営業時間】10:00~19:00 〈衣装クレジット〉ニット¥13,200(ノーク)ピアス¥6,600(アビステ)その他/スタイリスト私物 撮影/須藤敬一 モデル/山本美月 ヘアメーク/美舟(SIGNO) スタイリング/大野千歩 取材/西道倫子 再構成/Bravoworks.Inc