石破首相が殉職した自衛隊員の追悼式に出席「遺志を引き継ぎ国民守る」
殉職した自衛隊員の追悼式が開催され、石破首相は「遺志を受け継ぎ、国民を守るため全力を尽くす」と追悼の辞を述べました。 追悼式には、殉職者の遺族約130人を始め、石破首相や中谷防衛相、歴代の政務三役など合わせて300人ほどが参列しました。 去年9月からの1年間で訓練や勤務中の事故などで亡くなり、殉職と認定されたのは32人です。この中には、ことし4月、海上自衛隊のヘリコプター2機が訓練中に衝突した事故で亡くなった8人も含まれています。 参列した遺族の中には、制服姿の中高生や幼い子どもの姿も見られ、ともに献花を行っていました。 石破首相は「尊い犠牲を無にすることなく、ご遺志を受け継ぎ、国民を守る、日本を守るために全力を尽くすこと、自衛隊の最高指揮官として固くお誓いをいたします」と追悼の辞を述べました。 1950年に自衛隊の前身である警察予備隊が発足して以降、殉職者はあわせて2112人となりました。