シーズン前半戦のチェイス・アンリについて現地メディアは辛口評価 「まだ十分ではない」
前半戦で公式戦19試合出場
ウインターブレイクに入った今シーズンのブンデスリーガでは、シュツットガルトのチェイス・アンリの活躍が際立っていた。 チェイス・アンリは途中出場で痛恨のPK献上 ブンデスリーガ第15節ザンクトパウリ対シュツットガルト プレシーズン中にトップチームへの昇格を果たしたチェイスは、8月24日に行われたフライブルクとの開幕戦で65分から途中出場してブンデスリーガデビューを果たすと、続く第2節マインツ戦では先発フル出場。シュツットガルトの守備陣に故障者が相次いだこともあってチェイスはその後もコンスタントに試合に出場し、ブンデスリーガでは12試合、DFBポカールで3試合、UEFAチャンピオンズリーグでも4試合でプレイした。 持ち前の対人守備での強さはセバスティアン・ヘーネス監督はじめクラブ首脳陣から高く評価されていて、さらにアントニー・ルオーら主力級の選手達が戦列復帰を果たして以降も出場機会を得ていることから、既にチェイスはチームの貴重な戦力と見られていると言っていいだろう。 しかし、その一方で現地メディアはチェイスをそれほど高く評価はしていないようだ。ドイツ紙『Bild』は、シュツットガルトの各選手のシーズン前半でのパフォーマンスを6段階評価(1が最高、6が最低)で評価。チェイスには、合格点とされる4.0を下回る4.5を与え、さらに以下のような寸評を加えている。 「守備陣に怪我人が出るというアクシデントによってチェイスはブンデスリーガ開幕戦でベンチ入りし、試合にも出場した。そして、そこから公式戦19試合でプレイしてポテンシャルを見せた。しかしながら、このセカンドチーム出身のタレントは、衝動的かつ部分的には杜撰とも言えるアクションで頻繁に守備陣に騒がしい状況をもたらしていた。チェイスは、シュツットガルトの守備で重要な役割を担うためにはまだ十分ではない」 こうした評価を覆すようなパフォーマンスを見せることが、シーズン後半戦でのチェイスの個人的な目標となりそうだ。
構成/ザ・ワールド編集部