SHOEIがコラボグラフィックモデル「Z-8 シェイキン スピードグラフィックス」を3月に発売
チェッカーフラッグを和柄の鱗文様に
SHOEIは、スタンダードなフルフェイスヘルメット『Z-8』に、新たなグラフィックモデル『Z-8 Shakin’ SPEED GRAPHIX(ゼットエイト・シェイキン スピードグラフィックス)』を発売する。販売開始時期は2024年3月予定だ。 【写真】SHOEI「Z-8 シェイキン スピードグラフィックス」の全方向写真
SHOEIスタンダードフルフェイスでシェイキン清水氏とのコラボが実現
Z-8に新しく追加されるグラフィックモデル、シェイキン スピードグラフィックは、カスタムペインターとして知られる『Shakin’』とのコラボレーションモデルだ。ペインターでりアーティストである清水“シェイキン”知已氏は、1992年から活動をスタート。モーターカルチャーをバックグラウンドとして、カテゴリーを越えてさまざまなアイテムをカスタムペイントしている。また、カスタムバイク製作も手がけており、その界隈では知られた存在だ。 シェイキン清水氏が製作するカスタム車はフラットトラック(ダートトラック)が中心で、このたびのコラボモデルはファンティック・キャバレロをベースにカスタムしたマシンにインスパイアされたグラフィックとなっている。シェイキンサインズのロゴはヘルメット側面の左右にひとつずつあしらわれる。ブラックをベースカラーとしてさわやかなスカイブルーメタリックをアクセントカラーとし、チェッカーフラッグをイメージした白と黒の文様は三角形にアレンジしている。和柄では鱗文様と呼ばれ、歌舞伎や能では蛇や鬼がまとう衣装に用いられてきたものだ。 Z-8は軽量・コンパクトをコンセプトとする、SHOEIオンロード用フルフェイスヘルメットのスタンダードといえるモデルだ。エアロダイナミクスを追求した帽体形状は、走行時の首にかかる負担を軽減し、長時間走行を快適にこなせる。フェイスガード部に設けられたボタン操作のワンアクションでロック&リリースできるシールドシステム。シールド調整レバーによる微調整機構。防曇効果の高いピンロックシールドにも対応する『CWR-F2シールド』は、歪みのないクリアな視界を確保している。 徹底されたエアロダイナミクスは静粛性向上にも貢献しており、ソフトかつボリュームのあるチークパッドと衝撃吸収ライナーが首まわりにフィットするため走行風が入りにくいため、やはり静粛性向上に一役買っている。また、これは冬季に防寒効果を実感できる。 ベンチレーションのインテークは2穴タイプのスクープ形状を採用し、さらに左右のアッパーエアインテークにより、ヘルメット内部の熱気や湿気を効率的に排出する。 内装システムはもちろん着脱式で、汗をかきやすい部分には吸湿速乾性生地を、ヘルメット着脱時に肌に触れる部分には起毛生地を使うことで、快適な被り心地を実現している。万が一の事態に第三者が簡単にヘルメットを外せる『E.Q.R.S.』も備える。 ちょっとした街乗りや通勤・通学、ロングツーリングまで、幅広く快適に着用できるフルフェイスは、これまでSHOEI製品を使ったことがない人にも最適な機能性を持っている。