コインパーキングで「1日最大500円」のはずなのに。思ったよりも高額だった場合、どうしたらいい?
コインパーキングは簡単に利用できる一時的な駐車場として重宝されています。ただし、料金面でトラブルが生じることもあるので注意しましょう。 たとえば、「1日最大500円」といった表示を見て、自分が支払う金額を試算しても、実際の請求額がそれより高いケースもあるのです。そこで本記事では、コインパーキングで上記のような事態が起こった場合、どのように対処したらよいのか紹介します。
コインパーキングの料金に関するトラブル
全国の消費生活センターに、コインパーキングの料金に関する相談がたくさん寄せられています。その件数は増加傾向にあり、提示された請求額に納得できないという内容が多いです。 具体的な事例として、看板に「1日最大500円」と表示されていたのに、5日間の利用で9000円近く請求されたというトラブルがあります。1日あたり500円として計算すると、5日間の料金は「500円×5日=2500円」です。したがって、それより6000円以上も高く支払ったことになります。 このような差が生じた原因は「1日最大500円」の適用が最初の1回のみだったことです。1日が経過した後は、1時間単位で別途料金が加算されるように設定されていました。利用者はそれを知らなかったので、表示に問題があるかのように感じ、返金を求める事態に発展したのです。
運営会社や消費生活センターに連絡
上記のような請求を受け、支払いに同意できないなら、まず運営会社に問い合わせることが基本です。一般的にはコインパーキングの看板などに連絡先が記載されています。自分が思っていたより高額であることを伝え、本当に適正なのか確認してもらうと良いでしょう。 ただし、適正である理由として、「看板で事前に料金案内をしている」と言われても、納得できないかもしれません。そのような状態なら、請求額を訂正してもらえないか交渉するという手もあります。 看板に誤解を招くような表現が見られる場合や、見落とすぐらい小さな文字で料金のルールを記載している場合は、景品表示法に違反している可能性があるからです。 コインパーキングの業界全体が、料金に関する説明や条件について、理解しやすく掲示するように求められています。それを怠っていることが明らかで、運営会社も落ち度を認めるなら、請求額を訂正してもらえるかもしれません。 一方、運営会社と自分の認識が食い違い、請求額が不当だと思うなら、最寄りの消費生活センターに相談してみましょう。