根菜主役の豆乳スープ けの汁参考、三農恵拓高生開発 道の駅とわだで販売
十和田市の道の駅とわだ「とわだぴあ」で1日から、青森県立三本木農業恵拓高(小泉朋雄校長)家庭クラブの生徒が開発したレトルト食品「さんのう ころとろ豆乳スープ」が販売されている。津軽地方の郷土料理「けの汁」をベースに、十和田市特産のゴボウやナガイモ、ネギなどをふんだんに使用。同クラブ会長で普通科3年の畠山雪乃(うの)さん(17)は「特産品が詰まったスープを地域のたくさんの人に味わってほしい」とPRする。 五戸町の食品加工業「カマラードの家」と、道の駅とわだとで共同開発した。同市特産の根菜が主役となるスープの開発を目指し、多くの根菜を使用するけの汁の研究を昨年から開始。幅広い世代に受け入れられるよう、まろやかな豆乳味とし、10月に完成させた。 商品は、細かく刻まれたニンジンやフキ、大豆などに、豆乳や白みそ、コンソメ、生クリームで味を調えた。紙カップにスープのレトルトパウチを入れたパッケージとなっており、気軽に食べられるよう工夫されている。 道の駅とわだのみでの販売。9日には生徒が店頭に立ち、来店客に試食を促すなど商品をPRした。畠山さんは「豆乳を加えることで子どもにも親しみやすい味に仕上がっている。栄養価が高く、カロリーや塩分量も抑えてありヘルシー」とアピールした。 商品は1個150グラム入り540円(税込み)。
デーリー東北新聞社