泣きながら自転車こぐ女の子発見…女子ソフト部の高校生7人が見せた「バックホーム」への連携プレー 福井
福井県警福井署は8月5日、福井市内で迷子になっていた8歳の女子児童を保護し、交番まで送り届けた北陸高校女子ソフトボール部の1、2年生7人に感謝状を贈った。 6月14日午後5時45分ごろ、7人は部活動を終えて7キロ離れた練習場から歩いて高校に戻っていたところ、湊小学校付近で泣きながら自転車をこぐ女の子を見つけた。「どうしたの」と声をかけると、「ママはどこ?」と話したため迷子と判断。抱っこして安心させながら、電話で部活動の顧問に遅れて学校に戻ることを報告した。児童の自転車を引き、近くに交番がないか探して無事に届けた。 福井署によると、女子児童は公園で遊んだ後、自宅と反対方向に向かい、迷子になったという。 北陸高校で贈呈式があり、帰山尚樹署長は一人一人に感謝状を手渡し「勇気ある行動で子どもの安全を確保してくれた」とたたえた。主将の女子生徒(2年)は「ソフトボールで培った積極性やチームワークが生きた」と笑顔で話した。