オーダースーツが推し活の”参戦服”に? 紳士服店舗がフォトスポット化する事例も…スーツとアイドルの意外な親和性
■56種類のバリエーションで“選ぶ楽しさ”を見いだす、店舗が“フォトスポット化”する流れも
『シャニマス』では計28人の個性あふれるアイドルが、8つのユニットに所属している。アイドルイラストの他、さらに作品の世界観に浸れるデザインができないかと検討したところ、アイドルの個性が色濃く出ている“サイン”にも着目。アイドルのイラストを裏地にすべて入れる「フルカスタムセット」(28種類・複製サイン付)、283プロダクションのロゴ+各アイドルの複製サインを組み合わせた「シンプルカスタムセット」(28種類)で、計56種類の中から選ぶことが可能となり、前回にも増して“選ぶ楽しさ”をユーザーは体感することができるという。 今年の10月5日、6日には、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ メインアリーナで、「THE IDOLM@STER SHINY COLORS 6.5th Anniversary LIVE “Chapter 283”」が行われたが、そのライブ会場では同社の特別ブースを設置、展示とオーダースーツ試着体験会を開催した。「今回は裏地プリントのサンプルを全種類と、実際に仕立て・採寸に使うゲージ服(サンプル用の服)を持って行きました。会場ではオーダースーツの購入を検討するために見本を見たいという方や、年末の帰省した時に仕立てますという学生様もいらっしゃいました」(販促部の河本部長)。 またライブ会場に8人のアイドルの描き下ろしキービジュアルが描かれたフォトスポットを設置したこともあり、大勢の来場者がそこで写真を撮影し、SNSなどで拡散。アニメやゲーム、漫画好きが集まる東京・池袋の同社店舗で、『シャニマス』アイドルの等身大パネルやオリジナルグッズがディスプレイされ、写真を撮影するために来店する人も。“フォトスポット化”していると言ってもいいほどの盛り上がりで、『シャニマス』のプロデューサー(ファン)にも、今回のコラボはしっかりと受け入れられたようだ。 かくして11月1日からはじまった「洋服の青山×アイドルマスター シャイニーカラーズ」だが、「初動としてはいい動きでした。年末年始の帰省と、フレッシャーズでの需要もありますので、今後も期待しています」とのこと。2年目を迎えたコラボスーツがどのように展開していくのか、今後が楽しみだ。 取材・文/壬生智裕 THE IDOLM@STERTM& (C)Bandai Namco Entertainment Inc.