3年以内離職率36・8% 福島県内高卒就職者 前年比3・1ポイント上昇 人間関係や仕事内容へ悩み・不満
2021(令和3)年3月に卒業した新規高卒就職者の3年以内の福島県内離職率は36・8%となり、前年から3・1ポイント上昇した。全国平均の38・4%を1・6ポイント下回った。福島労働局が6日、発表した。 県内の3年以内の離職率は近年はほぼ横ばいで推移しており、労働局は職場内の人間関係や、仕事内容などに対する悩み・不満が離職につながっているとみている。 産業別に見ると、「宿泊・飲食サービス」が71・7%と最も高く、全国平均の65・1%を上回った。最も離職率が低いのは「製造」の27・4%で、全国平均の28・8%を下回った。 企業規模別の離職率では従業員数「千人以上」が25・2%、「500~999人」が30・2%となる一方、「5~29人」は51・4%、「4人以下」は46・7%など、規模の小さい企業ほど離職率が高まる傾向を示した。 昨年3月卒業者の1年目離職率は前年と同じ16・0%で、全国平均を1・4ポイント下回った。