三浦龍司

　パリ五輪の陸上競技日本代表が１１日、羽田空港に帰国した。その後は空港内で取材に応じ、男子３０００メートル障害８位の三浦龍司（２２）＝ＳＵＢＡＲＵ＝が大会を振り返った。 【写真】華麗に両足ジャンプで障害クリア　決勝で世界と戦った三浦龍司 　７位だった東京五輪に続き、２大会連続の入賞。「当初の目標はメダル獲得だったので、そこより少し落ちてしまう形になったけど、個人としては手応えのあるレースでしたし、自分なりに収穫が多かった」と手応えを語った。 　順位こそ東京よりも落としたが、自身の成長は確実に感じている。だが、メダルまでの距離が縮まったかというと「これまでより可能性は広がっていると思うけど、同時に今年は本当に各国の選手の仕上がりは良かった。（メダルまでの）距離感は簡単に言い表せないけど、自分が詰めても相手も伸ばしていくので難しいところ」と悲願達成はまだまだ容易ではない。 　すでに次回のロス五輪を見据えており「（大会の間隔が）今回は３年間だったけど、次はしっかり４年間ある。世界陸上を間に挟むけど、それぞれの大会の結果を踏まえて結果を見ながら、次のオリンピックは最高の仕上がりにしたい。年齢的にも良いと思うし、ある程度勝負できる状態に持っていきたい」と力を込めた。