岡本裕生 ついに先輩・中須賀超えでチャンピオン! 最終戦MFJグランプリは水野がダブルウィン~全日本ロードレース第8戦 MFJグランプリ スーパーバイクレースin鈴鹿レポート~
最終決戦レース2では中須賀痛恨の転倒 水野ダブルウィンに岡本チャンピオンへ
日曜に行なわれたレース2がいよいよ最終決戦。中須賀克行と岡本裕生という、ここまで7戦10レース、優勝回数が4回、2位が3回、3位が3回と、表彰台登壇の回数も同じというふたりで、先にゴールラインを切った方がチャンピオンだ。 レースで先手を取ったのは岡本。ホールショットを奪うと、中須賀、野左根、水野を従えて、土曜のレース1のような集団というよりは、岡本が逃げたい、2番手以下は岡本を逃がしたくない、という縦長の展開。この4人と5番手の高橋巧(日本郵便ホンダドリームTP)の差は開き、4人によるトップ争いとなって行く。 5周目には2番手の中須賀を1秒ほど引き離し、水野が野左根をかわして3番手に浮上。6周目には水野が中須賀をかわし、岡本→水野→中須賀→野左根の順で周回が進んでいく。 しかし、レースが折り返しを過ぎたころ、多重転倒が出てコースにセーフティカーが介入。これでコース上の10数台の感覚がほぼなくなり、転倒者撤去に3周くらいを消化。残り3周で、セーフティカーが撤去し、最後の最後は3周での超スプリントなトップ争い、つまりはそれがチャンピオン争いだ。 セーフティカー介入でスロー走行を強いられたライダーたちは、一度暖まったタイヤを冷やすまいと、ホームストレートやバックストレートで大胆にマシンをローリング。 そしてセーフティカーがシケイン部で退出すると、岡本→水野→中須賀→野左根の順で全開加速! 最初の勝負所、1コーナーへのブレーキング争いで、水野が岡本をかわし、その後方に中須賀が続くものの、中須賀は止まり切れずにフロントを切れ込ませて転倒。1コーナーに盛大な砂煙をあげて転がり、この時点で中須賀の13回目のチャンピオンの夢が消えてしまった。 レースはその後、岡本と野左根が水野をかわし、一時はついに野左根がトップに浮上! しかしそれを水野も岡本も許さず、水野が岡本と野左根を2台抜き! 野左根が賢明に食らいつくものの前に出るには至らず、水野がMFJグランプリをダブルウィン。2位に今シーズン初表彰台の野左根、岡本が3位で2024年シーズンのチャンピオンを決めたレースとなった。
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