究極の推し活!?ラーメン好きにおすすめの株主優待が期待できる「ラーメン銘柄」7選
「ラーメン銘柄」で見ておきたいポイント
ラーメン好きなら思わず目の色が変わり、すぐにでも買いたくなる「ラーメン優待」かもしれませんが、これらの銘柄で注意しておきたいポイントもあり、大きく3つあります。 まず、1点目として、どんなに魅力的な「ラーメン優待」でも近くにお店があるかどうかは確認しておきたいところです。もしお店で使えなくても、代替商品を送ってくれるなら株主優待券も無駄にしにくいです。 そして、肝心な2点目は営業利益で、ゆるやかでも企業が成長しているかを見るべきです。売上高から原価や管理費などを引いた金額が営業利益で、年々、増えているなら、企業が成長していることもわかります。成熟企業だと、営業利益が前年度と比べてそこまで伸びていないこともありますが、毎年、コンスタントに営業利益が出ているかは見ておきましょう。 「近くにチェーン店が増えてきて出店が増えているのでは?」と肌で感じたら、株主優待券も使いやすくなるため、購入検討リストに入れ、その時に、合わせて営業利益を確認してみるのもよいでしょう。 そして、最後に考えておきたいのは、「株主優待」だけでなく、優待+配当利回りについてです。 実は、紹介した「ラーメン銘柄」の中には優待+配当利回りが2%~3%とあまりよくない銘柄もあることです。そして、個人投資家の間で「優待族」が揶揄されがちなのは、「高配当銘柄を買って配当金をもらい、配当金を使って飲食した方が効率がよい」ということで、たしかに、同じ額の高配当株を買って4~5%で運用した方が、もらえる配当金も税金がかかったとしても多く、言い分も、もっともです。 ただ、企業の成長を期待して応援として株を買い、株価の値上がりも期待する「キャピタルゲイン」狙いの方法で、いわゆる“推し活”に似た株の買い方もあるわけです。この場合、優待+配当利回りがそこまでよくなくても “推す理由がある”なら買ってよいという判断になることでしょう。 筆者の場合では、物語コーポレーションの株は買うタイミングがよかった銘柄で、現在は買った時より株価は1.5倍になっています。今後はどうなるかわかりませんが、将来的な株価上昇が見込めるなら、優待+配当利回りが少し悪くても、現物保有をしているだけで含み益が増えるような、期待を持てる銘柄もありそうなのではと感じます。 文/谷口久美子
@DIME編集部