【プレビュー】上位争いに加わっていきたい両者が激突。後半戦最初のゲームで勝ち点3を手にするのは名古屋か浦和か|Jリーグ
【国内サッカー プレビュー】明治安田J1リーグは6月26日にかけて第20節が開催。豊田スタジアムでは、中位を抜け出したい名古屋グランパスと浦和レッズが激突する。
ここから後半戦に突入する明治安田J1リーグ。9位の名古屋と11位の浦和としては、上位争いに加わっていくために勝ち点3が欲しい一戦に臨む。 名古屋は前節、東京ヴェルディと対戦。押し込む時間帯こそあったが、ワンチャンスを決められて失点を許すると、最後まで1点が遠く敗戦を喫した。これで現在4試合未勝利。前半戦を終え、成績は8勝3分8敗と全くのイーブンになってしまった。また得点、失点とともに『21』と数字的にもイーブンに。後半戦はこの停滞した状況を打ち破り、上位争いに食い込んでいきたいところだ。 チームとしてはどんな形であれ苦しい戦いが続く現状を変える勝ち点3が欲しい。課題はやはり攻撃面だろう。守備での粘り強い戦いはできているが、なかなか分厚い攻撃を繰り出すことができていない。得点が伸びてこなければ上位にも入っていけないだけに、攻撃のクオリティーを改善していく必要があるのは確かだ。鍵を握るのは前線で違いを作ることができる山岸祐也。多くのシュートパターンを持つ山岸に、いい形でボールを入れることでシュートチャンスを作っていけるかがポイントになるはずだ。 一方、浦和は前節、2位の鹿島アントラーズと対戦。こちらもなかなか勝利に恵まれていない時期が続いた中で、鹿島戦も先に2点を奪われてしまう苦しい展開を強いられた。しかし、途中出場の武田英寿が見事なパフォーマンスを披露。クロスに合わせて1点を返すと、最後は相手の意表を突く直接FKでゴールを奪い、難敵相手に2-2のドロー決着に持ち込んだ。現在5試合未勝利と難しい状況が続いているが、前節の戦いをうまく参考にしていきたいところだ。 勝利のためには得点が求められる。名古屋は堅守のチームだけにいかに相手を崩していくかが重要になるだろう。だからこそボールを保持し、主導権を握りながら敵陣を攻略していきたい。キーマンは武田だ。前節、途中出場から流れを一変させた左足は、今節もチームが勝利するために大事なファクターとなる。どれだけの出場時間を得られるかわからないが、調子の良さをピッチで示したい。 両者の前回対戦は2-1で浦和が勝利したが今回は果たして。注目の一戦は26日19時キックオフだ。