【岐阜国際ジュニア】男子は14歳の大垣心太郎がITFジュニア初優勝!「テニスファンが増えるような選手になりたい」<SMASH>
ITF(国際テニス連盟)のジュニア公式戦「岐阜国際ジュニアテニストーナメント2024 Supported by KIMIKO DATE×YONEX PROJECT」(12月2日~8日/岐阜メモリアルセンター/J30)は、8日に男子シングルス決勝とダブルス決勝を実施。ワイルドカード(主催者推薦)で出場の大垣心太郎(INOUE TA)がリュ・チャンミン(韓国)に7-5、3-6、7-6(6)で勝利し、ITFジュニア初優勝を飾った。 【画像】伊達公子ほか、国内トッププロのジュニア時代の貴重フォト 11月に14歳になったばかりの大垣。ITFジュニアのシングルスではベスト8が壁になっており、前週の愛媛大会では1回戦で敗北を喫していた。今大会へはその反省を生かし、「自爆してしまうことが多いので、もっとしぶとくならないと」という気持ちで臨んでいた。 順調な勝ち上がりを見せた大垣は、準々決勝で第1シードの岡橋優希(ISHI TA)をフルセットで破る。すると、そのまま勢いに乗り、準決勝で前週大会準優勝の小林兼輔(桜田倶楽部)も破り決勝へ進出した。 決勝の相手は、ノーシードから勝ち上がった17歳のリュ・チャンミン(韓国)。試合は、互いにオールラウンドでドロップショットやボレーを使った展開となった。第1セット、大垣が少ないチャンスを押さえて先取。第2セットは、「結構打ってきた」リュにペースをつかまれファイナルセットへと持ち込まれる。 攻守が頻繁に入れ替わる、お互い引かない攻防はタイブレークへ。「とにかくずっと緊張していた」という大垣は、6-4のマッチポイントから6-6に追い付かれるが、そこから引くことなくスピードボールで先に展開し、2ポイントを連取。ITFジュニアに参戦して約1年で初タイトルを掲げた。 「1つでも多く勝利をしたいという思いで戦ったので、優勝とかは全然考えていなくて、今はめちゃくちゃうれしいです」と喜ぶ。「自分のプレーを見てテニスファンが増えるような選手になりたい」という大垣にとって、この勝利は今後への大きな試金石となるに違いない。 なお、男子ダブルス決勝は、第4シードの源拓真/中富奏太(柳川高校/星田TC)が、永嶋煌/中本莉空(柳川高校/JACテニスパーク炭山)を6-3、6-2で下し優勝。中富は前週の愛媛大会に続き、2週連続優勝となった。 ■男子シングルス決勝結果 〇大垣心太郎(INOUE TA) 7-5 3-6 7-6(6) ●リュ・チャンミン(韓国) ■男子ダブルス決勝結果 〇源拓真/中富奏太(柳川高校/星田TC) 6-3 6-2 ●永嶋煌/中本莉空(柳川高校/JACテニスパーク炭山) 構成●スマッシュ編集部、協力●ヨネックス株式会社