世帯年収800万円で貯金「ゼロ」はまずい?みんなどれくらい貯金してるの?
老後のため、病気など万が一の出費が発生したときのため、子どもの学費のためなどさまざまな理由で多くの方が貯金をされていると思います。 しかし、生活費ですべてなくなってしまい貯金があまりできていないという方もいるかもしれません。 自分と同じ年収の人がどのくらい貯金をしているかは、気になる方も多いのではないでしょうか。 この記事では、800万円の世帯年収がある場合に、一般的にどの程度の貯金をしているのかについてご紹介します。 ▼定年退職時に、「1000万円」以上の貯蓄がある割合は日本でどれくらい?
年収800万円の世帯の預貯金額と貯蓄率
金融広報中央委員会が実施した「家計の金融行動に関する世論調査(令和5年)」の調査結果から、預貯金額(運用または将来に備えて蓄えている部分)と貯蓄率(年間の手取り収入額からみた年間貯金額の割合)の平均をみてみます。 二人以上世帯・単身世帯で、世帯年収750万円から1000万円未満の世帯の預貯金額と貯蓄率の平均は下記の通りです。 預貯金額 ・二人以上世帯:722万円 ・単身世帯:1317万円 貯蓄率 ・二人以上世帯:14% ・単身世帯:27% 一般的にみて、世帯年収800万円で貯金がゼロというのは少ないと考えられます。 仮に年収800万円で手取りが600万円の場合、14%を貯金していたとすると年間約84万円、27%を貯金していたとすると年間約162万円を貯金するという計算になります。 現在年収800万円あるけれど貯金をしていないという方は、上記の金額を目安に貯金を始めてみるといいかもしれません。
毎月少しずつ貯めるとどの程度貯金できる?
これから少しずつ貯金を始めようとする場合、どのくらい貯金ができるのでしょうか。 毎月1万円・3万円・5万円を貯める場合、貯金額の合計がいくらになるのか計算しました。 表1
※筆者作成 銀行に預貯金として預ければ金利がつくため、金利分貯金は増えるでしょう。 金融機関の「積立定期預金」を利用すれば、普通預金から自動振替で毎月一定額を積み立てることができます。 投資信託などを活用すれば、元本割れのリスクは考えられますが、運用結果に応じて貯金をさらに増やせるかもしれません。 貯金があまりできていないという方は、上記の金額を参考に毎月少額でも貯金を始めてみてはいかがでしょうか。